完遂の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
完遂
【読み方】
かんすい
【意味】
最後までやりとおすこと。完全に成し遂げること。
途中で投げ出さずに、ゴールまで駆け抜ける感じやな。ちゃんと全力でやる大事さを教えてくれる言葉やね。
【語源・由来】
「完」は「やり遂げる。全うする。」
「遂」は「最後までやりおえる。成しとげる。」
【類義語】
遂行
【対義語】
頓挫、翻意、中途
完遂(かんすい)の解説
「完遂」という言葉は、何か始めたことを最後までしっかりと終わらせることを表す言葉なんだよ。
たとえばね、「難事業を完遂した」というのは、とても難しいと思われる事業や仕事でも、それを最後までやりきった、という意味だよ。たくさんの困難や問題が途中で出てきたかもしれないけど、それでも最後まであきらめずに事業を成功させたという偉業を表しているんだ。
また、「一滴の血も流されず、一発の銃弾も発射されることなく、革命は完遂された」〈山本弘『神は沈黙せず』〉というのは、一切の暴力や戦闘なしに、革命が成功的に終わったことを表しているんだ。つまり、革命の目的が達成されたのに、その過程で一切の暴力が使われなかった、という驚くべき事態を強調しているよ。
ちなみに、この「完遂」は「かんつい」と読むのは間違いで、正確には「かんすい」と読むんだ。だから、この言葉を使う時は、発音に気をつけてね。
要するに、「完遂」という言葉は、どんなに困難でも最後まで諦めずに目標を達成することを表しているんだね。
完遂(かんすい)の使い方
完遂(かんすい)の例文
- 任務の完遂を期する。
- 事業を完遂する。
- 所期の目的を完遂する。
- 五か年計画の完遂を内外に宣言した。
- その難事業の完遂に10年を要した。
完遂の文学作品などの用例
「完遂能力」とは?
「完遂」は「完遂能力(かんすいのうりょく)」という表現で使われます。
「完遂能力」は、成し遂げる力という意味です。
責任感ある社会人にとって、「完遂能力」は非常に重要な能力の一つです。
「完遂能力」は業務遂行能力ともいわれます。業務遂行能力とは、チーム内で効率よく最大利益を得るために、どうやって仕事を進めていくかを考え分析する力をいいます。
また、それを「業務遂行能力」とも言い、これは仕事を効率的に、そして最大の利益を得るためにどのように進めるかを考えたり、分析する能力を指すんだよ。
例えば、仕事で課題が出てきたとき、ちゃんと考えて、効率よく、チームと一緒に最後までやり遂げる力のことやろ?うんうん、社会人としては、この能力はめっちゃ大事やな。なくてはならんスキルやね!
「完遂能力」が使われる場面
「完遂能力」は、主に就職活動や新入社員研修などで使われます。
人事部によって社員の能力が評価される時に、責任感がある人、粘り強く諦めない人、努力し続ける人、プレッシャーに強い人、行動力がある人が「完遂能力」がある人とされます。
反対に、「完遂能力」がない人は、消極的、頼りない、仕事に対する意欲がない、または仕事に対する考えが甘い、優柔不断という人のことをいいます。