恰幅の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
恰幅
【読み方】
かっぷく
【意味】
肉づきや押し出しから見た、からだの格好や姿。からだつき。
体がしっかりしてて、存在感ある人のことを表現する言葉やんか。おもしろいな、これ!
【語源・由来】
「恰」の末尾促音は、「コウ(カフ)」の入声 (にっしょう) pの変化したもの。
「恰」は「ちょうど。あたかも。」
「幅」は「はば。」
【類義語】
体つき、体格、体躯
恰幅(かっぷく)の解説
「恰幅」という言葉は、人の体の形や大きさ、特に肉づきや立ち姿から見た体つきや体型を指す言葉なんだよ。
この言葉を使うときは、通常、しっかりとした、がっしりとした、またはちょっと太めの体型を指すことが多いんだ。例えば、「恰幅のいい紳士」という表現を見ると、この紳士は、細身ではなく、ちょっと太めか、筋肉質でがっしりとした体つきをしていることを想像できるね。恰幅のいい人は、安定感があり、力強さや頼りがいを感じることができることもあるよ。
この「恰幅」の言葉は、単に「太っている」という意味だけではなく、体の大きさや体型、そしてそれに伴う存在感や印象を含む、ちょっとニュアンスのある言葉なんだ。だから、人を評価するときや、特定のキャラクターや人物の印象を言い表すときによく使われるんだよ。
だから、「恰幅」という言葉は、人の体型や立ち姿、そしてその人が持っている存在感や印象を伝えるための表現として使われることが多いんだね。
恰幅(かっぷく)の使い方
恰幅(かっぷく)の例文
- 恰幅のいい紳士が、向こうから歩いてきた。
- 祖父は丸顔で恰幅が良く、高齢にもかかわらず健康そうだ。
- 歴代社長は血がつながっていないが、みな恰幅のいい体格です。
- 仕立ての良いスーツを着た恰幅のいい男性が、場違いなファーストフード店に入る。
- 恰幅のいい、いかにもお金を持っていそうな彼が海外に旅行に行くと危険だ。
恰幅の文学作品などの用例
「恰幅が良い」は褒め言葉?
「恰幅」は、主に中年男性の相応の社会的地位や経済力をうかがわせるようなどっしりとした体格をいいます。
その「恰幅」を用いた表現の一つに「恰幅が良い」があります。
「恰幅が良い」とは、「貫禄がある」のように、地位や経済力を感じさせるがっしりとした体格という良い意味で使われます。
しかし「恰幅が良い」は、経済力に関係なく、単に太っているという意味でも使われるため、伝える相手にはどちらの意味なのかはっきり分かるようにしましょう。
つまり、体のボリュームや存在感に注目したときに使われる言葉だね。