姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「気軽」の意味と使い方や例文!「気楽」との違いは?(類義語・対義語)

気軽の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
気軽

【読み方】
きがる

【意味】
こだわったり面倒がったりしないで行動に出るさま。また、堅苦しくなくて、気がおけないさま。

二字熟語の博士
「気軽」という言葉は、面倒なことを気にせず、楽に行動に移す様子を表しているんだ。

また、堅苦しくなくて、人と接する際に気を使わない、自然体の様子も示しているんだよ。

助手ねこ
ああ、わかったわかった。それは、つまり「あんまり堅く考えず、ラフに行動しとる」やつやな。

人と話してても、気を使わずにのんびりとやれる感じやな。気使わず、自分らしくいられるってわけやね。これは、なんか楽ちんでええわ。

【語源・由来】
「気」は「何か特有のようす。」
「軽」は「かろやか。動きがなめらかである。」

【類義語】
安直

【対義語】
気重

気軽(きがる)の解説

カンタン!解説
解説

「気軽」という言葉は、何かをするときにあまり深く考えたり、難しく考えたりせずに、さっくりと行動することや、他の人との関係で緊張せず、遠慮せずに自然体で接することを表しているんだよ。

例えば、何かを頼まれたときに、あまり深く考えずにすぐ「大丈夫、やるよ!」って答えることを「気軽に引き受ける」と言ったりするんだ。それは、その人が難しく考えずに、自然体で、楽しそうにそのお願いを受け入れたことを示しているんだね。

また、「気軽な格好で出掛ける」というのは、特にファッションや見た目にこだわらず、リラックスした格好でどこかに行くことを意味しているよ。たとえば、友達と近所の公園で遊ぶときに、普段家で着ているような服で出かける、みたいな感じだね。

ちなみに、「気軽」からの派生した言葉で「きがるさ」というのがある。これは「気軽」の性質や特徴を示す名詞だよ。つまり、どれだけ物事に対して自然体でいられるか、またはどれだけ気を使わずに行動できるか、っていうことを表す言葉なんだね。たとえば、友達同士でどこかに出かけるとき、その準備や計画を気軽に、あまり難しく考えずにする人たちの間には「きがるさ」があるって言えるよ。

だから、「気軽」という言葉は、何かをする時に面倒くさがらず、自然体で行動することや、人と接する事を示しているんだね。

気軽(きがる)の使い方

ともこ
健太くん、すごいわね。あの人とは初対面なんでしょう?
健太
そうだよ。今日初めて会ったんだ。
ともこ
初めてなのに、よく顔を合わせている私よりも気軽に話していたわよね。
健太
学力は低いけど、コミュニケーション能力は高いからね。

気軽(きがる)の例文

例文
  1. 僕らは、気軽に洒落や冗談を言う仲です。
  2. 気軽に引き受けてしまったのが間違いだった。
  3. 会社説明会はスーツではなく、気軽な服装で参加してください。
  4. 美味しいのに値段が安く、気軽に利用できる店なので愛用しています。
  5. ともこちゃんには気軽にものを頼むことができる。

気軽の文学作品などの用例

  1. ・・・それからMは気軽そうにティッペラリイの口笛を吹きはじめた。 芥川竜之介海のほとり

  2. ・・・向うの座敷へ、わざと気軽そうにはいって行った。 そこは突き当りの・・・ 芥川竜之介お律と子等と

  3. ・・・房子はようやく気軽そうに、壁側の籐椅子から身を起した。「また今夜・・・ 芥川竜之介

「気軽」と「気楽」の違いを解説

気軽」に似ている語に「気楽(きらく)」があります。

気楽」は、
①心配や苦労がなく、のんびりとしていられること。また、そのさま。
②物事にこだわらないで、のんきなさま。

という意味です。

気軽」も「気楽」も、物事にこだわらないという意味が含まれます。

しかし「気軽」 は 、こだわったり面倒がったりしないで行動することをいいます。

対して「気楽」 は 、のんびりしていられることをいうので意味が違います。

二字熟語の博士
「気軽」と「気楽」の両方とも、何かをする時の心の状態を表す言葉だよ。「気軽」は、簡単に、堅苦しさや気を使わずに行動することを意味している。

一方「気楽」は、心配事や苦労がなく、リラックスして過ごすことや、物事にあまりこだわらないのんびりとした様子を指しているんだ。

助手ねこ
ええなぁ、つまり「気軽」は、「あ、これならできるやん!」って感じで、気楽にやってみることやろ。何かを頼む時に、相手が気を使わずにOKって言ってくれる感じやな。

そして「気楽」は、「あー、まあええわ、どっちでも」とか「のんびりやるわ」という感じで、余計な心配せずにのんびりと過ごすこと。似てるけど、ちょっと違うニュアンスがあるんやな。