既存の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
既存
【読み方】
きそん
【意味】
以前から存在すること。
新しくできたんじゃなくて、もとからあったもんや考えのことを言うんやな。
【語源・由来】
「既」は「すでに。」
「存」は「ある。いる。物がそこにある。ある場所・立場などにいる。」
【類義語】
存在、所在、現存
【対義語】
新規、未知
既存(きそん)の解説
「既存」という言葉は、すでに存在しているものや、前からあるものを表すんだ。
これは、物事や考え方、制度、システムなど、様々なものに当てはまる言葉だよ。たとえば、「既存の施設を活用する」というのは、「既存の施設」とはすでに存在している、前からある施設のことを指しているんだ。つまり、これは新たに建設された施設ではなく、もともとその場にあった施設を利用しようという意味になるよ。例えば、学校や公園など、新しく作るのではなく、すでにあるものを使おうという考え方だね。
また、「既存のシステム」というのは、これまでに開発され、導入されているシステムのことを言うよ。これは、新たに開発されたものではなく、もともと運用されていたものだよ。例えば、会社で使っているコンピューターシステムが、「既存のシステム」になるね。新しいシステムを開発・導入する前に、もともとあるシステムをうまく利用しようという意図が含まれていることが多いよ。
だから、「既存」は新しいものや変更されたものではなく、すでに存在するものや前からあるものを指す言葉なんだね。
既存(きそん)の使い方
既存(きそん)の例文
- オリンピックでは、既存の施設を使う。
- 既存のファイルに上書きする。
- 既存の施設ではこれ以上の需要にこたえられない。
- 一部は既存の道路を利用し、一部は新しい道路を建設する予定です。
- 既存の店の立て直しを図る。
既存の文学作品などの用例
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・・・あらゆる既存の人生観はわが知識の前にその信仰価を失う。呪うべきは・・・ 島村抱月「序に代えて人生観上の自然主義を論ず」
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・・・「文学者や思想家が、既存の社会通念に無批判に服従することでのみ仕・・・ 宮本百合子「人間性・政治・文学(1)」
「きそん」と「きぞん」正しい読み方は?
「既存」は、正しくは「きそん」と読みます。
しかし、「きぞん」と読まれることが多くなり、読み方の境界線があいまいになって、「きぞん」も誤りではないと認められるようになりました。
これは物や考え、または何らかの事実など、過去からすでに存在しているもの全般を指しているんだ。