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「孤高」の意味と使い方や例文!「孤独」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
孤高

【読み方】
ここう

【意味】
ひとりかけはなれて高い境地にいること。ひとり超然としていること。

【語源・由来】
「孤」は「ひとり。ひとりぼっち。ひとつ。」

【類義語】
孤立、一匹狼、隠棲、孤独、浮世離れ、高踏的、気高い、独立独歩

【対義語】
卑俗、大衆、野暮、低俗

孤高(ここう)の使い方

健太
ともこちゃん。図書館にこもって孤高な姿勢を貫くのもいいけど、たまには外で遊ぼうよ。
ともこ
本を読んでいる方がいいわ。
健太
外はおひさまが気持ちいいよ。
ともこ
おひさまのにおいより、本のにおいの方が好きなのよ。

孤高(ここう)の例文

  1. 孤高を持する。
  2. ともこちゃんは孤高の人だ。
  3. 完全主義者の孤高の作家と呼ばれた。
  4. 奥さんを失くしてからますます孤高の態度をとるようになった。
  5. 健太くんは、豊かな才能を持ち超然と生きている孤高の詩人です。

「孤高」と「孤独」の違いは?

孤高」に似た言葉に「孤独」があります。

孤独」は「①みなし子と老いて子なき者。②仲間のないこと。ひとりぼっち。」という意味です。

孤高」は高い理想を持つがゆえに、周囲に理解されない結果の孤独であったり、高い志のために俗世と離れることを自ら選んだ孤独というニュアンスを含みます。

孤独」は、家族と死に別れて不本意ながら一人でいること、意地悪で仲間がいない、消極的など性格が原因で一人であることをいいます。

両語ともに「一人」であることを表しますが、「孤高」の方が自発的な意味を含み「孤独」とは異なります。