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建立の読み方!「こんりゅう」と「けんりつ」正しいのは?

建立の読み方

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「建立」があります。

問題

Q「建立」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

建立の読み方
  1. 「こんりゅう」
  2. 「けんりつ」
  3. 「こんりゅう」と「けんりつ」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「建立」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「建立」の読み方は、「こんりゅう」?「けんりつ」?

読み方

建立の正しい読み方は、「こんりゅう」「けんりつ」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。

「立」の音読みには「リツ」「リュウ」があるので、どちらも読めそうです。

建立の読み方としては「こんりゅう」「けんりつ」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「こんりゅう」と「けんりつ」の両方です。

ただし、「けんりつ」と読む場合と「こんりゅう」と読む場合では、意味が違ってきます。

広辞苑には「けんりつ」と「こんりゅう」の項目がそれぞれあります。一方、新明解国語辞典(第四版)には「こんりゅう」の項目のみがあり、「こんりゅう」と読む場合のほうが一般的に用いられていることがわかります。

「建立」の意味は、「こんりゅう」と「けんりつ」で違う!

意味

「建」には「たてる」「たつ」「おこす」「つくる」などの意味があります。一方、「立」にも「たつ」「たてる」などの意味があります。この二つの漢字が両方入っている熟語であることから、ただつくるのではなく目的があってつくりあげる様子が感じられますね。

建立(こんりゅう)の意味は「寺院・堂塔などを建設すること」です。
建立(けんりつ)の意味は「たてること」「けんせつ」「築きあげること」です。

建立(こんりゅう)を用いた例文には「大仏を建立する」があります。
建立(けんりつ)を用いた例文には「国家を建立する」があります。

まとめ

まとめ
  • 建立の読み方は、「こんりゅう」「けんりつ」のどちらも正しい。
  • 建立(こんりゅう)は「寺院・堂塔などを建設すること」を意味する。
  • 建立は(けんりつ)は「築きあげること」を意味する。