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「考究」の意味と使い方や例文!(類義語)

考究の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
考究

【読み方】
こうきゅう

【意味】
深く掘り下げてかんがえきわめること。

二字熟語の博士
「考究」という言葉はね、物事を深く掘り下げて考え、それを極めることを意味しているんだ。

つまり、ただ表面的に理解するのではなく、より深い理解を求める姿勢を示しているんだよ。

助手ねこ
なるほどな、つまり、「考究」っていうのは、ものごとをグッと深く掘り下げて、根本からちゃんと理解しようとすることやな。

表面だけなぞってわかったふりをするんじゃなくて、ガッツリと本質を突き詰めようっていう考え方やね。めっちゃ頭使うやん、それ。

【語源・由来】
「考」は「かんがえる。かんがえ。」
「究」は「真理や本質をつかむため、これ以上行けないところまで推し進める。」

【類義語】
探究

考究(こうきゅう)の解説

カンタン!解説
解説

「考究」という言葉はね、物事をとても深く調べたり、考えたりして、よく理解しようとすることを意味しているんだよ。

例えば、「遺跡の謎を考究する」というのでは、遺跡に隠された謎や秘密を解き明かすために、たくさんの情報を集めたり、色々な角度から考えたりして、その謎を深く理解しようとすることを表しているんだ。つまり、ただ遺跡を見るだけでなく、その背景や歴史、そこにあるものがどういう意味を持っているのかをじっくり調べるってことなんだよ。

また、「古代史を考究する」というのでは、古代の歴史について深く研究して、その時代のことをよりよく理解しようとすることを意味しているんだ。古代の人々がどんな生活をしていたのか、どんな文化があったのかなど、たくさんのことを詳しく調べて、その時代についての知識を深めるんだよ。

だから、「考究」という言葉は、何かを表面的に知るのではなく、その本質や深い部分まで理解しようとする時に使う言葉なんだね。

考究(こうきゅう)の使い方

ともこ
双方ともに傷つけず、争いをやめさせる方法はないかしら。
健太
僕なりに懸命に考究したんだけどさっぱり思いつかないよ。
ともこ
こういう時、一休さんがいると良いわよね。
健太
一休さんみたいに座禅を組んでみようかな。

考究(こうきゅう)の例文

例文
  1. 大学に入り、遺跡の謎を考究したいと思っている。
  2. 諸民族の神話を比較考究し論文にまとめる。
  3. この件に関しては、さらに深く考究したいと考えています。
  4. 健太くんは目下、善後策を考究中です。
  5. この策の利害得失を考究する必要があるだろう。

考究の文学作品などの用例

  1. ・・・験と一致するや否やを考究するには至らないのであります。 ・・・ 小川未明新童話論

  2. ・・・対策を考究しようじゃないか。こまった。こまった。清水忠治。太宰先・・・ 太宰治虚構の春

  3. ・・・も、この大きな問題を考究するときの資料になるべきものであろう。 ・・・ 寺田寅彦映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])