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胡桃の読み方!「くるみ」と「こもも」正しいのは?

胡桃の読み方

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「胡桃」があります。

問題

Q「胡桃」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

胡桃の読み方
  1. 「くるみ」
  2. 「こもも」
  3. 「くるみ」と「こもも」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「胡桃」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「胡桃」の読み方は、「くるみ」?「こもも」?

読み方

胡桃の正しい読み方は、「くるみ」「こもも」どちらなのでしょうか。よく使う言葉でも漢字を読もうとすると難しいと感じるかもしれませんね。

「胡」の音読みには「コ」「ゴ」「ウ」があり、「桃」の音読みには「トウ」、訓読みには「もも」があります。

しかし、胡桃の読み方としては「くるみ」が正しく、「こもも」は間違いになります。

正解は、①の「くるみ」です。

「くるみ」は古く「呉桃」の表記もあり、呉の国から伝えられた呉実(くれみ)が転じたものとも考えられています(参考:さいたま市立図書館レファレンス事例詳細)。

広辞苑には「くるみ」の項目はありますが、「こもも」はありません。

「胡桃」の意味

意味

胡桃の意味は「堅い殻に覆われていて油が多い実をつける、クルミ科クルミ属の落葉高木」です。

「胡」には「中国の北方、西方に住む異民族」の意味があります。また、「桃」には「もも」の意味があります。

胡桃は、故の国から中国に伝わり、桃の種に似ていることからこのように表記されるようになったと考えられています。

胡桃を用いた例文には「胡桃から油を搾る」「工芸品に胡桃割り人形がある」があります。

まとめ

まとめ
  • 胡桃の読み方は「くるみ」が正しい。
  • 「こもも」と読むのは間違い。
  • 胡桃は「堅い殻に覆われていて油が多い実をつける、クルミ科クルミ属の落葉高木」を意味する。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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