駆使の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
駆使
【読み方】
くし
【意味】
①追いたてて使うこと。こき使うこと。
②自由自在に使いこなすこと。
ほんで、二つ目は「物事を自由自在に操ること」ってことか。これは、スマートに物事をこなすって感じやね。絶妙な使い分けが大切やな。
【語源・由来】
「駆」は「馬などを走らせる。かる。かける。」
「使」は「つかう。用いる。」
【類義語】
行使、酷使
【対義語】
温存
駆使(くし)の解説
「駆使」っていう言葉は、2つの異なる意味を持っているんだ。
まず、1つ目の意味は、「追いたてて使うこと。こき使うこと。」だよ。 これは、他人や物を力ずくで動かして、従わせたり、利用したりすることを指しているんだ。例えば、「使用人を駆使する」というのは、使用人たちを追いたてて、こき使うことを表している。つまり、使用人たちに対して厳しい指示や仕事を押し付け、彼らを自分の都合に合わせて使うという意味なんだ。
2つ目の意味は、「自由自在に使いこなすこと。」これは、物事や技術などを自分の意志で巧みに操り、効果的に利用することを指すんだ。例えば、「最新の技術を駆使する」というのは、最新の技術を自由自在に使いこなす様子を示しているよ。つまり、その人が最新の技術を理解し、巧みに利用しているという意味だね。
だから、「駆使」という言葉は、他者を追いたてて使うというネガティブな側面と、物事を自在に操り巧みに活用するポジティブな側面、両方の意味を持つ言葉なんだ。
駆使(くし)の使い方
駆使(くし)の例文
- ともこちゃんは、五か国語を駆使する。
- 数字を駆使して上手に説明する。
- 最先端技術を駆使して、当時の生活を再現する。
- 彼は高度な統計を駆使して調査結果を分析した。
- あらゆる手段を駆使して情報を集める。
駆使の文学作品などの用例
「駆使」と「活用」「使用」の違いを解説
「駆使」に似ている語に「活用(かつよう)」「使用(しよう)」があります。
「駆使」と「活用」の違いは?
「活用」は、
①物や人の機能・能力を十分に生かして用いること。効果的に利用すること。
②文法で、語がその用法の違いによって体系的に語形変化をすること。また、その変化の体系。日本語では用言(動詞・形容詞・形容動詞)および助動詞に活用がある。
という意味です。
「駆使」は、こき使う、使いこなすという意味です。
対して「活用」は、物や人の能力を生かして用いることをいうので意味が違います。
一方で、「活用」は物や人の機能や能力を十分に生かして、効果的に利用することを示しているんだ。
対して、「活用」は、ものや人の良さを見極めて上手に使うって感じやね。例えば、各メンバーの得意なことを見つけて、その特長を活かして効率的に進めるみたいな使い方やな。どっちも上手に使うけど、使い方のアプローチがちょっと違う感じやな。
「駆使」と「使用」の違いは?
「使用」は、人や物を使うことをいいます。
「駆使」も「使用」も、使うという意味です。
しかし「駆使」は、自由自在に使いこなすという意味の他、「使用人を駆使する」というように、追い立てて使う、こき使うという意味で使われます。
対して「使用」には、自由自在に、追い立ててという意味はありません。
それに対して、「使用」は、単に物や人を使うことを示すんだ。
それに対して、「使用」は、もっとシンプルに人やモノを使うってことやね。例えば、ペンを使うとか、友達を助手に使うって感じか。まあ、どっちも「使う」ことではあるけど、ちょっとしたニュアンスの違いがあるんやね。
そして、二つ目は、物事を自由自在に使いこなすことを表すんだ。