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「落胆」の意味と使い方や例文!「失望」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
落胆

【読み方】
らくたん

【意味】
失望してがっかりすること。力を落とすこと。

【語源・由来】
「落」は「おちる。おとす。上から下へ物がおちる。攻めおとす。敗れる。」
「胆」は「こころ。きもち。」

【類義語】
がっかり 失望

落胆(らくたん)の使い方

健太
兄さんが司法試験を受けたんだけど駄目だったんだ。
ともこ
落胆しているんでしょうね。
健太
何回もチャレンジしていて、今回こそはと言っていたから相当落胆していると思うよ。
ともこ
この挫折から立ち直ることができたら、次こそは本当に合格することができるかもしれないわよ。

落胆(らくたん)の例文

  1. 彼の落胆ぶりを見て気の毒になった。
  2. 彼の指導力のなさに落胆の声が上がっている。
  3. オーディションの結果に落胆の色を隠せなかった。
  4. その結果を見て落胆した。
  5. 映画を見てひどく落胆した。

「落胆」と「失望」の違いは?

落胆」に似ている言葉に「失望」があります。

失望」は「のぞみを失うこと。あてがはずれて、がっかりすること。」という意味です。(例:結果に失望する。)

落胆」も「失望」も「がっかりすること」をいいますが、落胆」は「結果に対する期待が思い通りにならず力を落としがっかりする」というニュアンスです。

対して「失望」は「落胆」と同じ「結果に対するがっかり」という意味だけでなく、事前の評価が外れてがっかりする、これからのことや相手に対する希望を失うという意味を含みます。

「君にはがっかりしたよ。」と同じ意味で「君には失望したよ。」といいますが、「君には落胆したよ。」とはいいません。

落胆」と「失望」はがっかりするという意味は同じですが、含まれる意味が異なるので注意して使いましょう。