「憂鬱」の意味と使い方や例文！「幽鬱」「悒鬱」との違いは？（類義語・対義語）

【二字熟語】
憂鬱

【読み方】
ゆううつ

【意味】
①気持ちがふさいで、晴れないこと。また、そのさま。
②草木が暗くなるほどに茂ること。また、そのさま。

【語源・由来】
「憂」は「物思いに沈む。心配する。心配事。うれい。」
「鬱」は「①ふさがる。気分が中にこもる。②しげる。草木がむらがりしげる。」

【類義語】
憂愁、沈鬱

【対義語】
爽快、晴れやか

憂鬱（ゆううつ）の使い方

雨の日は憂鬱になるなあ。

雨が人間に恵みをもたらしてくれているのよ。

分かってはいるんだけど、傘を持たなと行けないし、濡れるし、外で遊べないし、憂鬱になるよ。

雨の日にしかできないことをみつけて楽しみましょうよ。

憂鬱（ゆううつ）の例文

1. 日頃の勉強不足が悪いのだが、テストが近づくと憂鬱になる。
2. 日曜日の夕方は、明日から会社が始まるのかとサザエさん症候群になり憂鬱だ。
3. これからの人生で、こんなに憂鬱になることはないのではないかと思われるほど憂鬱だ。
4. この後彼に会うのかと思うと、憂鬱で足取りが重くなる。
5. 健太くんの表情が、憂鬱そうで元気がないので心配です。

「憂鬱」と「幽鬱」「悒鬱」の違いは？

「憂鬱」は、「幽鬱」「悒鬱」とも書きます。

「幽鬱」の「幽」・・・くらい。人を閉じ込める。
「悒鬱」の「悒」・・・うれえる。気がふさぐ。

という意味です。

「幽鬱」の「鬱」は、「しげる。草木がむらがりしげる。」という意味で使われ、「幽鬱」は、「憂鬱」の意味の「②草木が暗くなるほどに茂ること。また、そのさま。」と同じです。

「悒鬱」の「鬱」は、「ふさぐ。ふさがる。気がはればれしない。」という意味で使われ、「憂鬱」の意味の「②気持ちがふさいで、晴れないこと。また、そのさま。」と同じです。