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「錯誤」の意味と使い方や例文!「誤認」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
錯誤

【読み方】
さくご

【意味】
①まちがうこと。まちがい。誤り。
②その人の認識と客観的事実とが一致しないこと。
③民法上、意思表示をした者の内心の意思と表示行為とがくいちがっていることを表意者自身が知らないこと。例えば、英和辞典を買うつもりで、気づかずに和英辞典を買うなど。

【語源・由来】
「錯」は「まちがえる。あやまる。」
「誤」は「あやまる。まちがえる。あやまり。」

【類義語】
過失、思い違い、勘違い、誤解

錯誤(さくご)の使い方

ともこ
たくさんシュウマイをつくったのね。
健太
思い出の味を再現しようと試行錯誤してみたんだ。
ともこ
再現できた?
健太
あと一歩だよ。

錯誤(さくご)の例文

  1. 試行錯誤を繰り返す。
  2. 時代錯誤な考え方だ。
  3. 翻訳する際に錯誤が生じた。
  4. 友人から聞いた話なので、友人が錯誤している可能性があります。
  5. 記憶に錯誤が起こった。

「錯誤」と「誤認」の違いは?

錯誤」に似ている語に「誤認(ごにん)」があります。

誤認」は、誤ってそれと認めること。見まちがえることという意味です。

錯誤」と「誤認」は、誤りをいう点が同じです。

錯誤」は誤りという意味であるのに対して、「誤認」は、誤りを認めることを言う点が違います。

また、「錯誤」には、その人の認識と客観的事実が一致しないこと、民法上、意思表示をした者の内心の意思と表示行為とがくいちがっていることを表意者自身が知らないことという意味がありますが、「誤認」にその意味がない点も違います。