【二字熟語】
辛酸
【読み方】
しんさん
【意味】
つらい目や苦しい思い
【語源・由来】
「辛」は「身をつきさすくらいに厳しい。つらく苦しい。」
「酸」は「つらい。いたましい。」
阮籍の「詠懐詩」「感慨懐辛酸、怨毒常多苦」より。
【類義語】
困窮、困苦、苦難
【対義語】
甘美
辛酸(しんさん)の使い方
健太くんは未成年なのに、幾多の辛酸を嘗めてきたわよね。
僕の経験で本を書けそうだよ。
書いたらベストセラーになるかもしれないわよ。
そうなったら、印税が入って、ようやく日の目を見ることができるね。
辛酸(しんさん)の例文
- 健太くんには辛酸を嘗めさせられてきた恨みがある。
- 辛酸の数年は、この成功のためにあったのだ。
- 親ガチャではずれを引き、世の中の辛酸を嘗めてきた。
- 人生の辛酸を嘗め尽くした。
- 健太くんは、辛酸を共にした仲だ。
「辛酸を嘗める」とは?
「辛酸」は、よく「辛酸を嘗める(しんさんをなめる)」という表現で使われます。
「辛酸を嘗める」とは、つらい目にあう、ありとあらゆる苦労を経験するという意味です。
【例文】
- 失敗の連続で辛酸を嘗めてきた。
- 長らく辛酸を嘗めてきた。
- 幸せそうに見えても辛酸を嘗めたことのない人などいない。