【二字熟語】
小職
【読み方】
しょうしょく
【意味】
官職についている人の謙称。
【語源・由来】
「小」は「自分に関することを謙遜していう語。」
小職(しょうしょく)の使い方
警察官が、「本件はすべて小職の失態によるものでありますので、職を辞して責任を負いたく存じます。」って謝罪会見をしていたよ。
あれは上司の失敗を押し付けられたって噂よ。
それは大変だ。
公務員も民間企業も上司次第よね。
小職(しょうしょく)の例文
- 小職の家に新聞記者が捜査状況を聞きにやってくる。
- 小職までご連絡ください。
- 小職は社長の判断に従います。
- 小職は朝一番に出勤し、オフィスの掃除をすることにしています。
- 小職は、この度東京本社に異動になりました。
「小職」は女性も使える?「小生」との違いは?
「小職」は、元々は官職についている人の謙称で、手紙などの書き言葉に使われます。現在では、公務員だけでなく民間にも転用して使われます。
「小職」に似た言葉に「小生」があります。「小生」は「主に手紙で、男子が自分を指して使う謙称。わたくし。」のことをいいます。
「小生」は男子が使う言葉ですが、「小職」は男女区別なく使うことができます。
しかし、元々官職の人が使っていた言葉なので、あまり民間の女性が使うことはありません。男女区別なく使うことができる「わたくし」などを使うと無難です。
【両語の違い】
「小職」・・・かつては官職についている人の謙称。主に目上の人が目下の人に使う謙称。
「小生」・・・男性が使う。自分と同等の相手か目下の人に対してだけ使われる謙称。
「小職」は目上の人が目下の人に使う場合が多いので、目上の人に対して使うことはできません。「小生」も謙称なので目上の人に対して使うことはできませんが、自分と対等の人に対して使うことができます。