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「談判」の意味と使い方や例文!「直談判」と「直訴」の違いは?(類義語)

【二字熟語】
談判

【読み方】
だんぱん

【意味】
ある事件の始末。または取り決めについて、立場の異なる相手と意見を戦わせること。かけあい。

【語源・由来】
「談」は「かたる。はなす。はなし。はなしあい。」「判」は「かる。はっきりさせる。あきらかになる。」

【類義語】
交渉、折衝、かけ合う、駆け引き

談判(だんぱん)の使い方

ともこ
健太くん。校則改定の件で校長先生に談判に行くわよ。
健太
僕も行くの?
ともこ
今更日和ろうとしてもだめよ。
健太
しょうがない。覚悟を決めるか。

談判(だんぱん)の例文

  1. 認定書の件で親方に談判した。
  2. 契約条件のことで談判する。
  3. 談判が決裂した。
  4. 監督にあの俳優との共演を直談判した。
  5. ここで働きたいんですと直談判して雇ってもらった。

「直談判」と「直訴」の違いは?

談判」は主に、「直談判」という言い方で用いられます。

直談判」は、「他人に依頼せず、直接に相手と談判すること。じかだん。じきだん。」という意味です。

直談判」に似た言葉に「直訴(じきそ)」があります。

直訴」の意味は「一定の手続きを経ず、直接にお上に訴えること。特に江戸時代に、将軍または領主に越訴(おっそ)すること。直願(じきがん)。直目安(じきめやす)。」という意味です。

【両語の違い】

直談判」は「直接交渉する」
直訴」は「手続きを経ずに、直接上役に訴える」

となります。つまり、

直談判」・・・「当事者同士が直接話し合う」
直訴」・・・「上役に直接訴える」

という点が違います。

直談判」と「直訴」は混同されることが多いので気をつけましょう。
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