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巣窟の読み方!「すくつ」と「そうくつ」正しいのは?

巣窟の読み方

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「巣窟」があります。

問題

Q「巣窟」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

巣窟の読み方
  1. 「そうくつ」
  2. 「すくつ」
  3. 「そうくつ」と「すくつ」両方とも

 

このページでは、悩みやすい巣窟」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「巣窟」の読み方は、「そうくつ」?「すくつ」?

読み方

巣窟の正しい読み方は、「そうくつ」「すくつ」どちらなのでしょうか。日常ではあまり口にしない言葉で、読み方がわからないと思うかもしれませんね。

「巣」の音読みには「ソウ」があり、訓読みには「す」があるので、どちらも読めそうです。

しかし、巣窟の読み方は「そうくつ」が正しく、「すくつ」は間違いになります。

正解は、①の「そうくつ」です。

広辞苑には「そうくつ」の項目はありますが、「すくつ」はありません。

巣を「そう」と読む言葉に「営巣(えいそう)」「帰巣(きそう)」「精巣(せいそう)」「病巣(びょうそう)」などがあり、「す」と読む言葉には「古巣(ふるす)」などがあります。

「巣窟」の意味

意味

巣窟の意味は「悪者などのねじろ」「かくれが」です。

「巣」には「す」「かくれが」「盗賊などのかくれが」「群がり集まるところ」の意味があります。また、「窟」には「いわや」「ほらあな」「人のあつまるところ」「すみか」の意味があります。二つの文字から、いわやに人が群がって隠れているようなイメージが感じられますね。

巣窟を用いた例文には「密売人の巣窟だ」「大規模事業が汚職の巣窟になっている」があります。

巣窟という言葉の使い方には、実際に人が隠れていることを意味する場合と、「汚職の巣窟」のように群がり集まるところを意味する場合があります。

【関連記事】
「巣窟」の意味と使い方や例文!「すくつ」は間違い?(類義語)

まとめ

まとめ
  • 巣窟の読み方は「そうくつ」が正しい。
  • 「すくつ」と読むのは間違い。
  • 巣窟は「悪者などのねじろ」「かくれが」を意味する。