【二字熟語】
賜物
【読み方】
たまもの
【意味】
①恩恵や祝福として与えられたもの。たまわりもの。
②あることの結果として現れたよいもの、または事柄。成果。
【語源・由来】
「賜」は「上位の者が下位の者に物などを与える。たまう。たまわる。たまもの。」
「物」は「もの。有形・無形で存在しているすべてのもの。」
【類義語】
恩恵
賜物(たまもの)の使い方
校内バスケットボール大会で優勝できて良かったわね。
練習の賜物だね。
遅くまで残って練習していたもんね。
努力が実ってよかったよ。
賜物(たまもの)の例文
- 成功は努力の賜物です。
- この豊漁は海からの賜物だ。
- 私の今日あるのは、彼の援助の賜物だ。
- エジプトはナイルの賜物です。
- 雨は天からの賜物です。
「努力の賜物 」は目上に失礼?
「賜物」は、「努力の賜物」という表現で使われます。
「努力の賜物」とは、努力によって得た良い結果をいいます。
「努力」は、ある目的のために力を尽くして励むことをいいます。
「賜物」の「賜」は、「上位の者が下位の者に物などを与える。」という意味なので、目上の人に対して使うのは失礼にあたります。
一般的に立場が上の人が、目下の人に対して成果や努力を褒めるときに使われます。
そのため、「この成果は努力の賜物ですね。」と目上の人に対して言うことはできません。
【例文】
- 偶然の賜物ではなく、努力の賜物です。
- 合格は努力の賜物です。
- プロジェクトの成功は、努力の賜物です。