健啖の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
健啖
【読み方】
けんたん
【意味】
好き嫌いなくよく食べること。食欲が旺盛なこと。また、そのさま。
なんでも美味しく食べられるって、ええことやな。体も元気になるし、食卓も楽しくなるわ。色んなもんをおいしく食べるっていうのは、生きていく上で大切なことやね。
【語源・由来】
「健」は「よく。はなはだ。したたか。」
「啖」は「むさぼり食う。」
【類義語】
満腹
健啖(けんたん)の解説
「健啖」という言葉はね、好き嫌いなく、本当によく食べることを意味しているんだ。食べることが大好きで、いつもたくさん食べることができる人のことを指すんだよ。
たとえばね、「驚くほど健啖な人」っていうのは、本当にたくさん食べる人のことを表しているんだ。例えば、ひとりでピザを一枚食べきったり、大盛りのラーメンをおかわりするような人のこと。これは、その人が普通じゃないくらいにたくさん食べることができて、その食べる量や食欲の凄さに周りの人が驚くような状況を表しているんだよ。
また、「年を感じさせぬ健啖ぶり」っていうのは、年をとっても全然食欲が落ちないで、若い人みたいにたくさん食べられる人のことを言うんだ。普通、人は年を取ると食欲が落ちてくることが多いけれど、この表現を使われる人は、そういうのとは全く違って、年齢を感じさせないほどたくさんの食べ物を食べることができるんだ。
だから、「健啖」という言葉は、いろいろな食べ物をたくさん食べることができる人やそのような様子を指しているんだね。
健啖(けんたん)の使い方
健啖(けんたん)の例文
- ラーメン屋さんで、健啖ぶりを発揮した。
- 健啖家である健太くんは、食べ放題の店に出入り禁止になった。
- 70歳とは思えない健啖ぶりだ。
- 若者は健啖な方がいい。
- 健啖なともこちゃんは、ご飯を丼で二杯食べる。
健啖の文学作品などの用例
「健啖家」と「大食漢」の違いは?
「健啖」を用いた語に「健啖家(けんたんか)」があります。
その「健啖家」に似ている語に「大食漢(たいしょくかん)」があります。
・「健啖家」は、「食欲の旺盛な人。大食漢。」という意味です。
・「大食漢」は、「大食する人。健啖 家。ふつう男性についていう。」という意味です。
「健啖家」も「大食漢」も、大食いな人を表す語です。
しかし、「大食漢」は、男性限定の語である点が違います。
また、「健啖家」は、好き嫌いなく食べることをいいますが、「大食漢」は、好き嫌いの有無に関係なくたくさん食べることをいいます。
つまり、色々な食べ物を選ばずによく食べる人のことや、常にたくさん食べられる人の性質を表しているんだ。