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「包容」の意味と使い方や例文!「抱擁」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
包容

【読み方】
ほうよう

【意味】
①包み入れること。包み込んでいること。
②広い心で、相手を受け入れること。

【語源・由来】
「包」は「中の物をつつみこむ。つつみ。」
「容」は「中に入れる。」

【類義語】
寛大、おおらか

【対義語】
狭隘、狭量

包容(ほうよう)の使い方

健太
どうすれば恒久平和が実現するかな。
ともこ
すべてを受容し、包容することができるようになったら実現するわ。
健太
行列で割り込まれただけで舌打ちしてしまう僕には無理だな。
ともこ
簡単じゃないわよね。

包容(ほうよう)の例文

  1. 寛大な心で健太くんを包容する。
  2. 包容力のある男性はもてる。
  3. 対立していたものを包容する。
  4. 外来文化に対する包容力を持つ。
  5. 誰をも受け入れてくれる包容力がある。

「包容」と「抱擁」の違いは?

包容」と同じ読み方の語に「抱擁」があります。

抱擁」は、「親愛の情をもって、だきかかえること。だきしめて愛撫すること。」という意味です。

包容」は、「包容力」というように、寛大に人を受け入れることをいいます。

対して「抱擁」は、愛情をこめて抱きしめることをいうので、読み方が同じですが意味が違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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