嬌笑の読み方・意味とは？（類義語）
【二字熟語】
嬌笑
【読み方】
きょうしょう
【意味】
女性のなまめかしい笑い。色っぽい笑い。
ほぉ～、そやから、女性がなんとなく色っぽく笑うときのことを言うんやな。
ちょっとドキッとするような、ちょいセクシーな笑い方ってことやね。そういうのを見ると、男もついドキドキしてしまうんやろな～。
【語源・由来】
「矯」は「あでやか。なまめかしい。」
【類義語】
色っぽく笑う
嬌笑（きょうしょう）の解説
カンタン！解説
「嬌笑」という言葉は、女性のなまめかしい、ちょっと色っぽい笑いのことを表しているんだよ。
例えば、「上べは嬌笑にまぎらわせても、眉や眼まなざしは、不気味な迫り方を持って」〈私本太平記・吉川英治〉という文章は、女性が色っぽい笑顔で人を惑わせているけど、その眉や目の表情はちょっと怖い、不気味な雰囲気を持っている、という状況を表しているんだ。
また、「「冗談じゃないよ」と男の声、それに続いて女の嬌笑、男の高笑い」〈神宿る手・宇神幸男〉という文章は、男性が「冗談じゃない」と言った後、女性が色っぽく笑い、その後に男性が大きく笑う、という場面を表現しているんだ。
だから、「嬌笑」という言葉は、女性の色気が感じられるような、魅力的な笑いを指しているんだね。
嬌笑（きょうしょう）の使い方
あの子、さっきから嬌笑をふりまいてるね。
男の子たちみんな勘違いしているわね。
あんなの僕でも気があるんじゃないかって勘違いしちゃうよ。
罪づくりな子よね。
嬌笑（きょうしょう）の例文
- 女性の嬌笑が聞こえてきた。
- しなをつくって嬌笑した。
- 健太くんは男同士の集りといっていたけれども、女性の嬌笑が聞こえてきた。
- 隣の部屋で嬌笑をあげている。
- 嬌笑を浮かべた女性がいる。
嬌笑の文学作品などの用例
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･･･の詭計の跳梁、泥酔、嬌笑に満ち、平日は通俗絵入新聞が地方客に向っ･･･ 宮本百合子「マクシム・ゴーリキイの伝記」
なんというか、ちょっと魅了されるような、魅力的な笑いのことなんだ。