【二字熟語】
笑尉
【読み方】
わらいじょう
【意味】
能面の一。笑みをうかべた老人の面。
【語源・由来】
「笑」は「わらう。」
「尉」は「老翁。おきな。特に能で、老翁の役。また、それに用いる能面。」
【類義語】
能面
笑尉(わらいじょう)の使い方
これは何?
「融(とおる)」や「阿漕(あこぎ)」に使う笑尉だよ。
間近で能面を見るのは初めてよ。
本物みたいだよね。
笑尉(わらいじょう)の例文
- 笑尉には親しみを感じる。
- 笑尉を神社に奉納する。
- この笑尉は、世阿弥が生きていた時代の能面だ。
- 笑尉の面で尉髪、水衣、腰蓑、扇という出で立ちです。
- 笑尉は、上品さを表す小尉より人間的だ。
「能面」とは?
「笑尉」は「能面」の一つです。
「能面」とは、能に用いる仮面をいいます。
翁(おきな)・尉(じょう)・鬼・男・女に大別されます。
彫り方や彩色にも工夫がなされ、一つの面で喜怒哀楽を表現できるように作られています。
「能面」は、「一面」「一枚」と数えます。
「能面のような顔」というように、無表情な顔、端整な顔のたとえに使われます。