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「旗頭」の意味と使い方や例文!「親玉」「親方」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
旗頭

【読み方】
はたがしら

【意味】
①旗の上部。
②その集団を率いる者。
③中世、一族または一地方の武士団の長。

【語源・由来】
同盟する諸侯の長の意。

【類義語】
親方、キャップ

旗頭(はたがしら)の使い方

ともこ
昨日の試合で、あの選手が大活躍だったわね。
健太
彼は、次世代の旗頭になると言われているんだよ。
ともこ
これからの活躍が楽しみね。
健太
世界に通用する日本チームの旗頭として活躍すると思うよ。

旗頭(はたがしら)の例文

  1. 頼朝は、打倒平家の旗頭だった。
  2. 健太くんは、旗頭としてチームをけん引していった。
  3. ともこちゃんは、旗頭に抜擢された。
  4. 日本最後の内戦である西南戦争では、西郷隆盛が旗頭となった。
  5. 背番号10番の健太くんを旗頭に、優勝目指して頑張っている。

「旗頭」と「親玉」「親方」との違いは?

旗頭」に似ている語に「親玉(おやだま)」「親方(おやかた)」があります。

「旗頭」と「親玉」の違いは?

親玉」は、
①仲間の中心になる人物。頭 (かしら) 。
②芝居の座頭 (ざがしら) ・立役者などを褒めていう語。特に、4世以後の市川団十郎をさすことがある。
③数珠 (じゅず) の中の最も大きな玉。

という意味です。

旗頭」も「親玉」も、仲間などを統率する人をいいます。

しかし「親玉」には、役者などを褒めていう語、数珠 (じゅず) の中の最も大きな玉という意味がある点が違います。

「旗頭」と「親方」の違いは?

親方」は、
①職人・弟子・奉公人などを指導・保護する立場にある人。
②一人前の職人を敬ってよぶ語。
③相撲の年寄を敬っていう語。
④一門・一座の頭に立つ役者を敬っていう語。
⑤親代わりとして頼る人。
⑥兄。年長者。

という意味です。

旗頭」も「親方」も、仲間などを統率し、上に立つ人という意味です。

しかし「旗頭」は、他と対立的な関係を持つ集団のリーダーをいいます。

対して「親方」は、職人や人夫、力士などの上に立ち、技能を教えたり、世話や監督をする人をいうので意味が違います。