英知の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
英知
【読み方】
えいち
【意味】
①すぐれた知恵。深く物事の道理に通じる才知。
②哲学で、物事の真実在の理性的、悟性的認識。また、それを獲得しうる力。ソフィア。
また、哲学的には、「物の本当の姿をちゃんと理解する力」や「それを理解できる能力」を言うんやな。物事のホンマの姿を理解するのに必要なすごい力のことやな。
【語源・由来】
「英」は「すぐれている。すぐれた人。」
「知」は「物事を見抜く力がある。理解する能力。ちえ。」
【類義語】
人知、衆知、全知、奇知
英知(えいち)の解説
「英知」という言葉は、通常、特に優れた知恵や深い理解を示しているんだよ。
1の意味では、非常に賢い人や、物事の本質を理解している人が「英知」を持っていると言われることがよくあるんだ。それは、その人が深い理解を持ち、物事の道理に通じているからだよ。
2の意味では、哲学的なコンテキストで使われ、物事の真実あるいは本質を理性的に、あるいは悟性的に理解する能力を指しているんだ。また、「ソフィア」とはギリシャ語で「知恵」を意味し、この場合の「英知」は、最高の知識や理解、真実の理解を指すことができるよ。
だから、「英知」っていう言葉は、優れた知恵や深い理解を持つこと、または真実の理解に達する能力を示しているんだね。
英知(えいち)の使い方
英知(えいち)の例文
- クラス全員の英知を結集してできた作品です。
- 大陸の英知が、日本海を渡って伝わった。
- 他分野の医師の英知を結集させ、診療や研究に活かす。
- 図書館には、人類の英知が保管されてると言っていい。
- 英知を結集して問題を解決する。
英知の文学作品などの用例
「英知の結晶」とは?
「英知」は、「英知の結晶(えいちのけっしょう)」という表現で使われることがあります。
「英知の結晶」の「結晶」は、ここでは、ある事柄が積み重なり、他のある形をとって現れることをいいます。
「英知の結晶」とは、すぐれた知恵や深く物事の道理に通じる才知が積み重なって、何らかの良い形をとって現れることという意味です。
つまり、これは大量の知識や洞察がひとつの結果、つまり「結晶」を生むというイメージだね。
それが「英知の結晶」やな。深く考えて、たくさんの知識を得た結果、最終的には良い成果が出る、ってわけや。これは、「学びの大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【例文】
・そのワクチンは、人類の英知の結晶だ。
・コンピューターは、人間の英知の結晶と言える。
また、哲学の文脈では、物事の真実性を理性や悟りを通じて理解する力、またはその認識自体を指すこともあるんだよ。