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「尊敬」の意味と使い方や例文!「憧れ」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
尊敬

【読み方】
そんけい

【意味】
①その人の人格をとうといものと認めてうやまうこと。その人の行為・業績などをすぐれたものと認めて、その人をうやまうこと。
②文法で、聞き手や話題の主、また、その動作・状態などを高めて待遇する言い方。

【語源・由来】
「尊」は「敬い大切にする。たっとぶ。」
「敬」は「身を引き締めてうやうやしくする。うやまう。」

【類義語】
敬う、尊ぶ、崇める

【対義語】
軽侮、不敬、軽蔑、侮辱、幻滅、蔑視

尊敬(そんけい)の使い方

健太
尊敬する選手と同じグランドでプレーすることができるなんて感動だよ。
ともこ
なかなかない経験ね。
健太
貴重な経験だよ。
ともこ
尊敬する人に軽蔑されないように、今日は頑張らないといけないわね。

尊敬(そんけい)の例文

  1. その眼付が今までとは違って多少尊敬の意を含んでいるように思われた。(夏目漱石、吾輩は猫である)
  2. 健太くんは尊敬する先輩から怒られへこんでいます。
  3. インターネットがこの世に誕生するまでは、老人はもっと尊敬の対象だった。
  4. 松尾芭蕉を尊敬する与謝蕪村が、彼の作品を後世に遺そうと、書き写した絵巻物を10点あまり作ったとされる。
  5. 尊敬するシェフが店をやめるというので、僕もやめることにしました。

「尊敬」と「憧れ」の違いは?

尊敬」に似ている語に「憧れ(あこがれ)」があります。

憧れ」は、「あこがれること。理想とする物事に強く心が引かれること。憧憬 (どうけい・しょうけい) 。」という意味です。

尊敬」も「憧れ」も、高く評価している相手に対して抱く感情です。

しかし「憧れ」は、理想として強く心惹かれることをいい、「尊敬」のような敬意はありません。