偽装の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
偽装
【読み方】
ぎそう
【意味】
①ある事実をおおい隠すために、他の物事・状況をよそおうこと。
②周囲のものと似た色や形にして姿を見分けにくくすること。特に、戦場などで行うもの。カムフラージュ。
戦場では、敵に見つからへんように、自分の姿を変えるんやな。これは、見た目を変えて本当のことを隠すことを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
「偽」は「本物らしく見せてだます。いつわる。にせ。」
「装」は「よそおう。よそおい。身じたくをする。」
【類義語】
仮装、扮装、変装、捏造、隠蔽、歪曲
【対義語】
真実
偽装(ぎそう)の解説
「偽装」っていう言葉は、何か本当の事実や本質を隠すために、違う物事や状況を装って見せることを意味しているんだ。これには大きく分けて、2つの意味があるよ。
1つ目はね、ある事実を隠すために、他のことのように見せることだよ。例えば、「心中に偽装した殺人」というのは、本当は他人が殺したんだけど、それをわざと自殺に見せかけるように手を加えることだよ。本当の事実を知られたくないから、偽装して違う事実を見せるわけだね。また、「偽装工作」は、敵を欺くために、偽の情報を散布したり、違う行動を見せること。これも本当の計画や意図を隠して、違うことを見せるんだよ。
2つ目の意味は、何かや自分を周りのものと似せて、存在を隠すことだよ。これは特に、戦場などで敵から見つからないようにするために行うことが多いんだ。たとえば、「戦車を偽装する」というのは、戦車を周りの環境に溶け込ませて、敵に発見されにくくすることを意味するよ。これをカムフラージュって言ったりもするんだよ。森の中で戦車を隠す時に、木や葉っぱの色に塗って、敵にバレにくくする、そんな感じだよ。
ちなみに、この「偽装」という言葉は、「擬装」とも書くことができるんだよ。でも、意味は同じで、本物の姿や事実を隠して、別のもののように見せることを表しているんだ。
だから、「偽装」っていう言葉は、本当のことを隠して別のことに見せかける、または周囲の物と同じに見えるようにすることを表しているんだね。
偽装(ぎそう)の使い方
偽装(ぎそう)の例文
- 偽装倒産の疑いがある。
- 戦車を塗装で偽装する。
- 食品の産地偽装で、消費者の信頼を失う。
- 永住権を得るために偽装結婚をする。
- 消費期限の偽装が発覚した。
偽装の文学作品などの用例
「偽装」と「偽造」の違いを解説
「偽装」に似ている語に「偽造(ぎぞう)」があります。
「偽造」は、「にせものをつくること。贋造 (がんぞう) 。」という意味です。
「偽装」は、ある事実をおおい隠すために、他の物事・状況をよそおうことをいいます。
対して「偽造」は、にせものをつくることをいうので意味が違います。
一方で、「偽造」は、本物ではないもの、つまり偽物を作ることを指す言葉だね。
ほんで、「偽造」は、にせものを作っちゃうことやな。たとえば、偽のお金を作るとか。ある意味、もっと悪いことかもしれへんな。
これには、他の物と同じ色や形にして見つけにくくすること、カムフラージュの意味も含まれているんだ。これは特に、戦場でよく使われるテクニックなんだよ。