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「枯渇」の意味と使い方や例文!「心が枯渇する」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
枯渇

「涸渇」とも書く。

【読み方】
こかつ

【意味】
①水がかれること。かわいて水分がなくなること。
②物が尽きてなくなること。

【語源・由来】
「枯」は「 (「涸」の代用字)水がかれて無くなる。」
「渇」は「かれる。水がなくなる。」

【類義語】
乾く、乾燥、干上がる、かれる、干からびる

【対義語】
潤沢、湧出

枯渇(こかつ)の使い方

健太
計画が中止になったよ。
ともこ
ここまで準備してきたのに?
健太
資金が枯渇したんだ。
ともこ
今までの努力が無駄にならないよう、資金を募る方法を考えましょう。

枯渇(こかつ)の例文

  1. 源泉が枯渇して温泉の提供はできなくなった。
  2. 枯渇することがない風力エネルギーを活用する。
  3. 乱獲による資源の枯渇が問題になっている。
  4. 遭難生活10日目にして食料が枯渇した。
  5. 燃料が枯渇して製造がストップしている。

「心が枯渇する」とは?

枯渇」は「心が枯渇する」という使い方をされることがあります。

」には「思いやり、なさけ。」という意味があるため「思いやりが尽きてなくなる」ということです。

つまり「殺伐とした世の中になる」という意味です。

また、「」には「望み・こころざし。」という意味があるため「望みが尽きてなくなる」ということから、やる気がなくなり動けなくなってしまう「燃え尽き症候群」または「無気力症候群」のことを意味します。

燃え尽き症候群」は症状がうつ病似ていて、心因性のうつ病の一種とされています。

心が枯渇する」前に、立ち止まる勇気を持ちましょう。