愚弄の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
愚弄
【読み方】
ぐろう
【意味】
人をばかにしてからかうこと。
他の人を笑いものにするみたいな感じや。そういうのは、人としてよくない行動やな。人を大切にせなあかんってことやで。
【語源・由来】
「愚」は「ばかにする。」
「弄」は「なぶりものにする。」
【類義語】
嘲り、揶揄、嘲弄
【対義語】
敬重
愚弄(ぐろう)の解説
「愚弄」という言葉はね、他の人をバカにするようなことをして、笑ったりからかったりすることを意味しているんだよ。
例えばね、「弱者を愚弄する」という場合、力のない人や助けを必要としている人を、からかったり、笑いの種にしたりして、その人たちを傷つけているということなんだ。これは、とてもいじわるなことで、誰かを困らせたり、悲しませたりすることを意味しているんだね。
また、「そうして運命がわざと私を愚弄するのではないかしらと疑いたくなる」〈夏目漱石・硝子戸の中〉という文章では、運命が自分を不幸にするようなことをしていて、まるで自分をからかっているかのように感じるという意味だよ。これは、運命が人の人生を不公平に扱っているような気がするという感じ方を表しているんだ。
だから、「愚弄」という言葉は人をからかったり、バカにしたりするような行動を表す言葉なんだね。
愚弄(ぐろう)の使い方
愚弄(ぐろう)の例文
- いつか自分も老人になるんだから、老人を愚弄してはいけない。
- 人を愚弄するにも程がある。
- 総理は記者たちを愚弄するような態度を取った。
- 上司が愚弄されたとあっては黙っていられない。
- 運命に愚弄されているような気がする。
愚弄の文学作品などの用例
「愚弄」と「侮辱」の違いを解説
「愚弄」に似ている語に「侮辱(ぶじょく)」があります。
「侮辱」は、「相手を軽んじ、はずかしめること。見下して、名誉などを傷つけること。」をいいます。
「愚弄」も「侮辱」も、相手を見下すことを言います。
しかし、「侮辱」は、相手を馬鹿にしたうえで恥ずかしい思いをさせることをいます。
対して「愚弄」は、相手を馬鹿にするだけで恥ずかしい思いをさせるという意味がない点が違います。
一方で、「侮辱」はもっと深刻で、相手を見下したり、恥ずかしめたりすることを指すよ。この場合、相手の名誉や尊厳を傷つけるような行為が含まれるんだ。
でも、「侮辱」っていうのは、ガチで相手をバカにするんやろ? たとえば、「お前なんか価値ないわ!」って感じで、相手をひどく見下して恥ずかしめたりするんや。要は、「愚弄」は軽いからかいやけど、「侮辱」は相手を深く傷つけるような言葉なんやな。
他の人を小馬鹿にするような態度や行動を取ることを表しているんだね。