意向の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
意向
「意嚮」とも書く。
【読み方】
いこう
【意味】
どうするつもりかという考え。心の向かうところ。思わく。
なるほどな。それは「自分が何をしたいか、どう行動したいかを表す言葉」ってことやな。
自分の心がどっちに向いてるか、何を考えてるかを表す言葉なんや。これは、「自分が何を望んでるか」を人に伝える時に使う大事な言葉やな。
【語源・由来】
「意」は「心の中の思い。気持ち。考え。」
「向」は「心がめざす。おもむき。」
【類義語】
意志、意思、趣向
意向(いこう)の解説
カンタン!解説
「意向」っていう言葉は、自分がこれから何をしようと思っているか、どういう方向に進もうと考えているかを表すんだよ。
たとえば、夏休みに山にハイキングに行こうと思っている、あるいは、テスト勉強を毎日2時間するつもりだ、というような自分のこれからの行動計画や考え方を「意向」というんだ。
「意向」は、自分だけでなく、他人の思いや考えも表すことができるんだよ。たとえば、友達がどこに行きたいと思っているのか、先生がどのような報告を期待しているのか、といった他人の思いや考えも「意向」で表すことができるんだ。
例えば、「相手の意向を確かめる」っていうときは、相手が何を考えているのか、何を望んでいるのかを確認するときに使うんだ。「意向にそうよう努力する」っていうときは、自分がやりたいことや達成したい目標に向かって一生懸命に努力する、っていう意味だよ。
だから、「意向」っていう言葉は、自分や他人がこれからどうするつもりか、どういう考えを持っているかを表すときに使うんだよ。
意向(いこう)の使い方
健太くん。生徒会選挙に出馬してほしいって、生徒会役員に打診されているんでしょう?
ともこちゃんの意向を聞いてから返事をするって伝えたよ。
私の意向にどんな関係があるの?
ともこちゃんが生徒会副会長になるなら、僕は出馬する意向だよ。
意向(いこう)の例文
- ともこちゃんの意向で、彼女の滞在先は、関係者以外には伏せてあります。
- 相手の意向がはっきりわからないうちに行動するわけにはいかない。
- 会社のためとはいえ、社長の意向を無視するわけにはいかないだろう。
- 健太くんが、わざわざここまで出向いてきた意向を想像してみる。
- ともこちゃんは、こちらの意向を読んでいたようです。
意向の文学作品などの用例
「ご意向」とは?
「意向」を用いた表現の一つに「ご意向」があります。
「ご意向」とは、「意向」に敬意を表す「ご」をつけた丁寧な言い方です。
「ご意向」は、目上の人や(自分が所属していない)会社や組織の考えに対して使われます。
「ご意向」は、「意向」つまり、思っていることや考えていることに、敬意を示すために「ご」を前につけた、礼儀正しい表現なんだよ。
なるほどな、それはつまり、「ご」をつけることで、相手の「思い」や「考え」に敬意を示して、もっと丁寧な言葉になるんやな。
人と話すときは、こんな風に相手を尊重する言葉を使うと、もっとスムーズに話が進むんやろな。
【例文】
- 王様のご意向には逆らえない。
- 私どもは、その企業様のご意向で、代理人として動いております。
つまり、自分が何をしたいのか、何を思っているのかを表現するためのものだよ。