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「懇志」の意味と使い方や例文!「御懇志」「お布施」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
懇志

【読み方】
こんし

【意味】
親切に行き届いたこころざし。親しく付き合おうとする気持ち。

【語源・由来】
「懇」は「まごころをつくす。心をこめてする。」
「志」は「思いやる気持ち。」

【類義語】
厚志

懇志(こんし)の使い方

健太
懇志って、一般的にいくらなの?
ともこ
5万円~10万円ですって。
健太
あとは気持ち次第で、上は100万でも1000万でも?
ともこ
そういうことね。

懇志(こんし)の例文

  1. 懇志をいただきかたじけない。
  2. 健太くんは、私の懇志を退けた。
  3. 熨斗袋に御懇志を入れてお寺に持っていく。
  4. お世話になっているお寺の改築のために懇志を包む。
  5. 懇志をお願いしますとお寺からいわれた。

「懇志」と「御懇志」「お布施」との違いは?

懇志」を用いた語に「御懇志(ごこんし)」、似ている語に「お布施(おふせ)」があります。

「懇志」と「御懇志」の違いは?

御懇志」は、「懇志」に敬意を表す接頭語「」が付いた語です。

御懇志」とは、 「信徒が寺に米や銭をささげること。また、その米や銭。」という意味で使います。

「懇志」と「お布施」の違いは?

お布施」は、喜捨する相手を敬って、布施をいう語です。

布施」とは、僧に読経などの謝礼として渡す金銭や品物のことをいいます。

懇志」は、親切に行き届いたこころざしをいい、「御懇志」という表現で、寺にささげる寄付のことをいいます。

主に、墓や寺の維持経費に使われ、金額が定まっているもの、定まっていないものがあります。

対して「お布施」は、僧に読経などの謝礼として渡す金銭や品物をいうの意味が違います。