意匠の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
意匠
【読み方】
いしょう
【意味】
①絵画・詩文や催し物などで、工夫をめぐらすこと。趣向。
②美術・工芸・工業製品などで、その形・色・模様・配置などについて加える装飾上の工夫。デザイン。
あとは、美術や工芸、物づくりなどで形や色、模様、配置とかを考えて、きれいに見せる工夫のことを言うんやな。つまり、「工夫を凝らして美しく見せること」ってわけやな。
【語源・由来】
英語「design」の訳語。うまくいくふうは無いかと考える意。
【類義語】
デザイン、趣向、工夫
意匠(いしょう)の解説
「意匠」っていう言葉は2つの意味があるんだよ。
1つ目の意味は、絵や文章、イベントなどで特別な工夫をすることを言うんだ。「趣向」とも言うよ。たとえば、「舞台照明に意匠を凝らす」っていう文では、舞台の照明を工夫して特別な雰囲気を出すことを指しているんだよ。
2つ目の意味は、美術や工芸品、製品などのデザインに関することを指すんだ。形や色、模様、配置などの装飾についての工夫、つまりデザインのことを指すよ。例えば、新しい携帯電話の形や色、ボタンの配置などは全て「意匠」に当たるんだよ。
だから、「意匠」っていうのは、工夫を凝らして何かを作る、またはデザインするときに使う言葉なんだよ。
意匠(いしょう)の使い方
意匠(いしょう)の例文
- 中世の椅子が凝った意匠なのは、王侯貴族の権威の象徴とされたからです。
- 細やかで豪華な意匠に目を奪われた。
- さすが人間国宝の皿、青のグラデーションと表面の亀裂が相まって、独特の意匠を見せている。
- この車は、日本限定の意匠を取り入れたファン垂涎の特別仕様車です。
- この橋の意匠を手掛けたのは、ともこちゃんのお兄さんらしい。
意匠の文学作品などの用例
「意匠惨憺」とは?
「意匠」を用いた表現の一つに「意匠惨憺(いしょうさんたん)」があります。
「意匠惨憺」とは、工夫をめぐらそうと、いろいろと苦心するようすをいいます。
なんか新しいことを思いつくために、あーでもない、こーでもないって何度も何度も考えて、ちょっと頭が痛くなっちゃうような状況やな。考えるのは大事やけど、無理しすぎんといてな。
【例文】
・意匠惨憺して特効薬を開発した。
・味にうるさい健太くんのために意匠惨憺して料理した。
【類義語】
・苦心惨憺(くしんさんたん)
・焦唇乾舌(しょうしんかんぜつ)
・悪戦苦闘(あくせんくとう)
・孤軍奮闘(こぐんふんとう)