一角の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
一角
【読み方】
いっかく
【意味】
①一つの角 (かく) 。
②一つの隅。片隅。一部分。
③1本のつの。
④クジラ目イッカク科の哺乳類。体長3.6~5メートルで、雄では上あごの左の門歯が左ねじりに角状に伸び、長さ2.8メートルに達する。北氷洋に分布。ウニコール。一角獣。
⑤《形が長方形のところから》一分銀 (いちぶぎん) の異称。
それに、特殊な歯を持つクジラや、長方形のお金の名前としても使われてるんやな。あらゆる「一角」が存在するんやな、これは面白いわ。
【語源・由来】
「一」は「数の名。ひとつ。」
「角」は「すみ。わき。」
【類義語】
一隅、片隅
一角(いっかく)の解説
「一角」っていう言葉は色んな意味があるんだよ。
まず一つ目は、「一つの角」っていう意味だよ。例えば、「三角形の一角」っていうときは、三角形の三つの角のうちの一つを指しているんだよ。
二つ目は、「一つの隅」または「一部分」っていう意味だね。たとえば、「氷山の一角」は氷山の一部を意味していて、「画壇の一角に地歩を固める」っていう時は、芸術界の一部分を意味しているんだ。
三つ目は、「1本のつの」っていう意味。これは動物が頭に持つ一本の角を指すことが多いんだ。
四つ目は、クジラ目イッカク科の哺乳類のこと。雄の上あごの左側に長い角があって、その名前がついたんだ。その角は左ねじりに伸びていて、長さは2.8メートルにも達するんだよ。このイッカクは北氷洋に住んでいて、ウニコールや一角獣とも呼ばれているんだ。
五つ目は、長方形の形が特徴的な「一分銀」のことを指しているんだ。「一分銀」は古い日本の銀貨の一つで、「一角」とも呼ばれていたんだよ。
「われらが一角も心入れは同じ事ぞかし」〈浮・永代蔵・一〉という例文では、「一角」は「一部分」や「一つの角」の意味で使われていて、我々の一部も全体と同じように考えているということを表しているんだよ。
一角(いっかく)の使い方
一角(いっかく)の例文
- 地震の影響で、外壁の一角に亀裂が生じた。
- 優勝候補の一角が崩れるという予想外の展開になった。
- 公園の一角に動物園があり、週末は家族連れでにぎわっています。
- ともこちゃんは、文壇の一角に確固たる地位を築きました。
- 事務所の一角をギャラリーにして開放することにしました。
一角の文学作品などの用例
「一角を担う」とは?
「一角」を用いた表現の一つに「一角を担う(になう)」があります。
「一角を担う」の「担う」とは、自分の責任として受け持つことをいいます。
「一角を担う」とは、その組織などを構成する一員として何らかの役割を担うことをいいます。
しかし最近では、「一角を担う」という表現が許容されるようになりました。
みんながそれぞれの役割を果たして、一緒に大きなことを成し遂げるんやな。これは、一人一人が大切ってことを教えてくれてるわけやな。
また、「クジラ目イッカク科の哺乳類」のことを指すこともあり、そのクジラは雄だと左の歯が角状になる特徴があるんだ。最後に、形が長方形をしているために、「一分銀」の別名としても使われるよ。