一考の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
一考
【読み方】
いっこう
【意味】
一度考えてみること。
「一考」という言葉は、一度立ち止まって考えてみることを意味するんだよ。
あー、それはつまり、「ちょっと考えてみること」ってことやな。
何か新しいことや難しいことがあったときに、ちょっと立ち止まって考えてみるんやな。これは、慌てずに落ち着いて考えることの大切さを教えてくれる言葉やな。
【類義語】
熟考、熟慮
一考(いっこう)の解説
カンタン!解説
「一考」っていう言葉は、ちょっと立ち止まって一度しっかりと考えてみることを表しているんだよ。
例えば、「一考を要する」っていう表現は、その事情や問題について、じっくりと考えることが必要だという意味になるんだ。
もう一つ例をあげると、「一考する余地がある」っていう表現は、その話題や問題について、まだ考えることが可能である、つまりまだ最終決定は下されていないという意味だね。
だから、「一考」っていう言葉は、一度しっかりと考えてみること、考慮することを表しているんだよ。
一考(いっこう)の使い方
健太くん。担任の先生と相談した?
相談したら、この件は一考を要するって言われたよ。
すぐに拒絶されるよりましよね。
そうだね。まだまだ可能性はあるってことだよね。
一考(いっこう)の例文
- 健太くんのアイディアは一考に値すると思う。
- あなたの立場はよく分かるが、是非ご一考いただきたい。
- その件をどうするか一考しています。
- 一考した健太くんは、立ち上がるとメンバーに指示を出し始めた。
- これは即廃案ではなく、一考すべきことだと思います。
一考の文学作品などの用例
-
・・・えて、そして綜合して一考しまする時は、なるほど馬琴の書いたような・・・ 幸田露伴「馬琴の小説とその当時の実社会」
「一考の余地」とは?
「一考」を用いた表現の一つに「一考の余地(よち)」があります。
「一考の余地」の「余地」は、「その事をなしうる機会。ゆとり。余裕。」という意味です。
「一考の余地」とは、一度考える機会という意味です。
「一考の余地」という表現は、物事を一度深く考える機会や余地を指すんだよ。
ああ、そやな。それは「一回ちゃんと考える時間や余裕」って意味になるんやな。つまり、即決せんと、一旦考え直すチャンスがあるってことやな。
急ぎすぎて失敗するよりも、落ち着いて考えてから行動した方がええな、と教えてくれてるんやで。
【例文】
- 積立投資などを行って、将来的に教育資金に充てることは一考の余地がある。
- その問題を今後の課題として取り組むべきかどうかは一考の余地がある。
- 新機種ではなくひとつ前の機種にするというのも一考の余地がある。