奸計の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
奸計
【読み方】
かんけい
【意味】
悪いはかりごと。悪だくみ。
うーん、あんまりええことやないねんな。正直やった方がええのに、わざわざ悪いこと考えるって、なんでやろな。
【語源・由来】
「奸」は「(「姦」と通用)正道を犯す。邪悪である。よこしま。」
「計」は「企てる。はかりごと。」
【類義語】
悪だくみ
奸計(かんけい)の解説
「奸計」という言葉は、人が他の人を欺いたり、だましたりするためのずるい計画や策略のことを指すんだよ。この言葉の中には、正直さや公平さがない、というような意味が含まれていて、だから「悪いはかりごと」とか「悪だくみ」とも言われるんだ。
例えば、「奸計をめぐらす」って言ったら、それは「悪いことをするための計画をしっかりと考えている」という意味になるんだ。もしこれが映画やアニメでよく見る悪役のシーンだとしたら、悪役がこっそりと何か悪いことをするために計画を立てているってことだね。
そして、「敵の奸計に陥る」というのは、敵が仕掛けた罠や計画に自分が引っかかってしまった、という意味だよ。つまり、敵が自分を困らせるために立てた悪い計画に、自分がうっかりとはまってしまったんだ。
だから、「奸計」という言葉は、人をだますための悪い計画や策略を表しているんだね。
奸計(かんけい)の使い方
奸計(かんけい)の例文
- ともこちゃんの奸計によって、正義の味方の正体が健太くんだと世間にばれてしまった。
- 奸計に陥った王様は、処刑されることになってしまった。
- 僕はともこちゃんの部屋に入ったことが無いのに、そこに僕の指紋があるなんて真犯人の奸計だろう。
- 奸計にはまって、先祖代々の土地を奪われた。
- 健太くんは奸計を思い付いたような悪い顔をしていました。
奸計の文学作品などの用例
-
・・・コブの嫉妬が恐ろしい奸計を企てさせた。或る厳冬、マクシムを誘って・・・ 宮本百合子「マクシム・ゴーリキイの伝記」
「奸計」と「姦計」の違いを解説
「奸計」は「姦計」とも書きます。
「姦計」の「姦」とは、「わるがしこい。よこしま。」という意味で「奸」と通用されます。
なので「姦計」と「奸計」は同じ意味です。
しかし、漢字が違うのは、かつては微妙にニュアンスが違ったからで、それが時間と共にほぼ同じ意味で使われるようになったんだ。
でも意味自体は、もうほぼ同じやろ。まぁ、見た目がちょっと違うだけで、中身は一緒やな。おんなじおんなじ!
これは一般的に人を騙したり、不正な手段で何かを達成しようとするときに使われる言葉だね。