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「説諭」の意味と使い方や例文!「説教」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
説諭

【読み方】
せつゆ

【意味】
ときさとすこと。悪い行いを改めるよう言い聞かせること。

【語源・由来】
「説」は「筋道をときほぐし、わかるように述べる。」
「諭」は「さとす。言いきかせる。教えみちびく。」

【類義語】
勧説、説教、切言

説諭(せつゆ)の使い方

ともこ
健太くん。最近、空手教室に通っていないの?
健太
厳しく説諭されてから足が遠のいてしまったんだ。
ともこ
先生は、感情的ではなく、健太くんのことを思って説諭したんじゃないかな。
健太
きっとそうだよね。僕が顔を出さないと、先生は自分を責めてしまうよね。

説諭(せつゆ)の例文

  1. 裁判長は、判決の後、被告人に説諭した。
  2. 学校のものを無断で持ち出すのは泥棒と同じことだと説諭しました。
  3. 夜の繁華街を歩き回って、非行少年を説諭する。
  4. 堂々巡りの中身のない説諭を聞かされても反省しないだろう。
  5. 先生からの説諭は後々の糧として残っている。

「説諭」と「説教」の違いは?

説諭」に似ている語に「説教(せっきょう)」があります。

説教」は、
①宗教の教義・教典を、信者などに、口頭で説き明かすこと。また、その話。
②教え導くために言い聞かせること。また、堅苦しい教訓をいう語。

という意味です。

説諭」も「説教」も、「ときさとすこと。悪い行いを改めるよう言い聞かせること。」という意味です。

しかし「説教」には、堅苦しい教訓をいう語、宗教の教義・教典を、信者などに、口頭で説き明かすことという意味がある点が違います。