企図の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
企図
【読み方】
きと
【意味】
あることをくわだてること。また、その内容。もくろみ。
何かを成し遂げたいときの、そのやり方や考え方のことを指してるんやね。何をするにも計画が大切やな、これは。
【語源・由来】
「企」は「先々のことをもくろむ。計画する。」
「図」は「計画。はかりごと。」
【類義語】
計画、策略、魂胆、意図、故意、企画
企図(きと)の解説
「企図」っていう言葉は、特定の目標や計画を立てること、または、考えをまとめることを言うんだよ。
つまり、これからやろうとしている事を心の中で思い描くこと、もくろむことを指しているんだ。たとえば、「再建を企図する」というのでは、何かを再び建て直す、つまり、壊れたものやダメになったものを元通りにしよう、またはもっと良くしようと考えて計画を立てることを表しているんだよ。ここでの「再建」は、もとの状態に戻す、または新しく作り直すという意味だね。
次に、「企図を放棄する」というのはね、計画を立てていたけど、その計画をやめる、つまり、計画を捨てることを意味しているんだ。これは、計画が難しすぎる、または他の理由で計画を実行するのが無理だと判断したときに使う表現なんだね。
だから、「企図」っていう言葉は、計画を立てたり、考えたりすること、また、その計画自体を指すんだ。
企図(きと)の使い方
企図(きと)の例文
- 聡明なともこちゃんは、敵の企図を見破った。
- あの企業が海外進出を企図しているという噂が立っている。
- これは企図された計画殺人だと思われる。
- ともこちゃんは自分の企図のために健太くんを利用した。
- 彼らが反乱を企図しているという情報が入った。
企図の文学作品などの用例
-
・・・新しく植民地の分割を企図する。植民地の労働者をベラ棒に安い、牛か・・・ 黒島伝治「入営する青年たちは何をなすべきか」
「企図」と「意図」「計画」の違いを解説
「企図」に似ている語に「意図(いと)」「計画(けいかく)」があります。
「企図」と「意図」の違いは?
「意図」は、
①何かをしようとすること。
②何かをしようと考えている事柄。おもわく。もくろみ。
という意味です。
「企図」も「意図」も、計画やはかりごとという意味があります。
しかし「企図」は、「企」のくわだてという意味合いが強いです。
対して「意図」は、「意」の気持ち、考えという意味合いが強いです。
一方、「意図」は、特定の目的や結果を達成するために、何かをしようとする心の動きや考えを指すんだよ。
ほんで、「意図」は、何か特定のことをしようと思ってる、その目的や考えそのものを言うんやな。つまり、「企図」は計画してる段階、そして「意図」はその計画の背後にある目的や思いってわけやな。
「企図」と「計画」の違いは?
「計画」は、「ある事を行うために、あらかじめ方法や順序などを考えること。また、その考えの内容。もくろみ。プラン。」という意味です。
「企図」も「計画」も、もくろみという意味が同じです。
しかし「企図」は、くわだての意味合いが強いです。
対して「計画」は、ある事を行うために、あらかじめ方法や順序などを考えることをいい、たくらむという意味がありません。
一方、「計画」は、その具体的な手順や方法、順序を詳細に考えることを意味しているんだ。この言葉は、行動や実施の準備段階に焦点を当てているんだよ。
でも、「計画」は、「これやりたいから、こうやってやろう!」って、具体的にどうやるかまで考えてるんやな。例えば、旅行行きたいって思ってるだけが「企図」で、どこに行くか、いつ行くか、どこに泊まるかまで考えてるのが「計画」やな。
もう少し具体的に言うと、何かを成し遂げようとするときの具体的な内容や計画のことなんだ。