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「均衡」の意味と使い方や例文!「均衡を保つ」とは?(類義語・対義語)

均衡の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
均衡

【読み方】
きんこう

【意味】
二つまたはそれ以上の物事の間で、力や重さなどの釣り合いがとれていること。バランス。

二字熟語の博士
「均衡」という言葉は、二つ以上のものの間で、力や重さなどがうまく釣り合っている状態を指すんだよ。

要するに、物事がバランス良く保たれていることを表す言葉なんだ。

助手ねこ
なるほどな~。つまり、「ちょうど良いバランスが取れてる」ってことやね。

例えば、両手に同じ重さのものを持って、ぐらぐらせずにちょうど良く保ててるみたいなもんやな。どっちかに偏りすぎず、ちょうどいい感じに物事が進むってわけやね。

【語源・由来】
「均」は「全体を一様にならす。凹凸がなく等しい。」
「衡」は「平らにつりあいがとれる。」

【類義語】
釣り合い、バランス

【対義語】
不均衡、偏り

均衡(きんこう)の解説

カンタン!解説
解説

「均衡」という言葉はね、二つかそれ以上のものの間で、重さや力などがちょうどいいバランスで釣り合っている状態を表すんだよ。

たとえばね、シーソーに二人が乗っているとき、二人が同じぐらいの重さだと、シーソーは真ん中できれいに水平になるよね。これが「均衡」という状態なんだ。つまり、力や重さがうまく釣り合って、ちょうどいいバランスが保たれているっていうこと。

「均衡が崩れる」という表現は、そのバランスがくずれた状態を指すんだよ。例えば、シーソーで遊んでいるときに、一方の人が急に立ち上がったりすると、シーソーは片方に傾くよね。そういうときに「均衡が崩れる」というんだ。

また、「均衡を図る」という言葉は、物事のバランスをとるように努力することを言うんだよ。例えば、勉強と遊びの時間を上手に分けて、どちらも大切にするようにすることが「均衡を図る」ということだね。

だから、「均衡」という言葉は、物事がちょうどいいバランスで安定している状態、またはそんな状態を作ろうとするときに使うんだ。

均衡(きんこう)の使い方

健太
次の対戦相手は2組なんだよ。
ともこ
両者の力は均衡しているから、結果は作戦次第ね。
健太
勝って担任の先生を喜ばせたいな。
ともこ
良い作戦を考えましょうね。

均衡(きんこう)の例文

例文
  1. 核兵器を使わせないために均衡を保つ。
  2. 国家間の不均衡を失くす努力をする。
  3. 健太くんのシュートが、試合の均衡を破った。
  4. 彼は、世界の均衡を崩すほどの能力を持つ男だ。
  5. 収支の均衡を図らないと破産する。

均衡の文学作品などの用例

  1. ・・・笑うべく均衡されたその情景のなかから、女の児の気持だけがにわかに・・・ 梶井基次郎橡の花

  2. ・・・それはなにか均衡のとれない不自然な連鎖であった。そんなことは起り・・・ 梶井基次郎路上

  3. ・・・これが顔の線と巧みに均衡を保ってそのためにかえって複雑な音楽的の・・・ 寺田寅彦浮世絵の曲線

「均衡を保つ」とは?

均衡」を用いた表現の一つに「均衡を保つ」があります。

均衡を保つ」の「保つ」は、ここでは「損なわれたり乱れたりしないように、ある状態を守りつづける。もちこたえる。維持する。」という意味です。

均衡を保つ」とは、二つまたはそれ以上の物事の間で、力や重さなどの釣り合いを守り維持するという意味です。

二字熟語の博士
「均衡を保つ」という表現はね、二つ以上のものがあって、それらがお互いにバランスをとっている状態のことを言うんだよ。

たとえば、両方の手に同じ重さのものを持って、どちらも同じ高さでキープするみたいな感じだね。

助手ねこ
あぁ、それやったら、ふたりでシーソーに乗って、ちょうどいい感じで上下しながらバランスとってるみたいなもんやな。

片方が重すぎたり軽すぎたりせずに、ちょうどええ感じで、グラグラせんとキープしとることやね。なんか、じょうずにやらなアカンバランスゲームみたいなもんか。

【例文】

  1. 二大組織が均衡を保っている間は平和だった。
  2. どの人間にも善悪の感情が存在し、普段は均衡を保っている。
  3. 何とか精神の均衡を保っていたが、緊張のために狂ってしまった。