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「機転」の意味と使い方や例文!「機転が利く」とは?(類義語・対義語)

機転の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
機転

「気転」とも書く。

【読み方】
きてん

【意味】
その場に応じた、機敏な心の働かせ方。

二字熟語の博士
「機転」というのは、その場その場での状況に応じて、素早く適切な判断をする心の働かせ方を指すんだよ。

すなわち、何が起きても冷静に、そして賢く対応することができるという意味があるんだ。

助手ねこ
ああ、そやな。それはつまり、「その場でのピンチにサッと頭を使って対処する」ってことやな。

なんか問題が起きても、すぐさまうまいこと対応して、解決へ導くやり方やわ。何が飛んで来ても、さっとキャッチして投げ返せるような、頭の良さやな。

【語源・由来】
「機」は「心のはたらき。物事のはたらき。」
「転」は「ころがる。ころがす。まわる。まわす。」

【類義語】
機知、頓知、ウイットエスプリユーモア

【対義語】
鈍感

機転(きてん)の解説

カンタン!解説
解説

「機転」という言葉はね、その場その場の状況や問題に、すばやく適切に対応できる心の動きのことを言うんだ。

これは、急に何かが起きたときや、予期せぬ問題が発生したときに、冷静になって、適切な判断や行動ができる力のことを意味しているんだよ。

例えば、「機転をきかす」という表現では、困った状況や突発的な問題が起きたときに、頭を使って、すぐに良い解決方法を見つけ出すことを表しているんだ。「きかす」は、この場合、利かせる、という意味で使われていて、自分の頭の良さや判断力を発揮することを言うんだね。また、「すばやい機転」では、何かが急に起きた時に、速やかに、そして適切に反応できる能力のことを言うんだ。これは、瞬時に状況を把握し、最良の行動を取ることができるってことだよ。

ちなみに、「機転」は「気転」とも書くことができるんだ。どちらも、心が機敏に働き、その場その場で適切に対応できることを表しているんだよ。

だから、「機転」という言葉は、すばやく頭を働かせて、賢く行動すること、特に困難な状況や突発的な出来事に対して冷静に、そして適切に対応することを意味しているんだね。

機転(きてん)の使い方

健太
ともこちゃんのとっさの機転で助かったよ。
ともこ
切り抜けることができてよかったわね。
健太
危なかったよね。まだ心臓がバクバクしているよ。
ともこ
ピンチの時ほど、頭が研ぎ澄まされていいアイディアが思い浮かぶことってあるわよね。

機転(きてん)の例文

例文
  1. 機転を利かせて、次々に押し寄せる波乱をやり過ごす。
  2. 振り込め詐欺の電話を受けた女性が機転を利かせ、騙された振りをして受け子を逮捕した。
  3. 機転が利かないと接客業は勤まらない。
  4. ともこちゃんの機転に一同舌を巻いた。
  5. 健太くんの機転で、怪しまれることなくその建物に潜入することができました。

機転の文学作品などの用例

  1. ・・・答えたのは、全く娘の機転である。――恋は昔から、何度となく女にこ・・・ 芥川竜之介

  2. ・・・名を心ゆかし、女房は気転らしく呼びながら、また納戸へ。     ・・・ 泉鏡花海異記

  3. ・・・たのに、繊の生姜で小気転を利かせ、酢にしたしこいわしで気前を見せ・・・ 泉鏡花木の子説法

「機転が利く」とは?

機転」を用いた表現の一つに「機転が利く(きてんがきく)」があります。

機転が利く」とは、「物事に応じてすぐに心が働く。物事に応じてとっさにその場にふさわしい行動をする。気がきく。」という意味です。

二字熟語の博士
「機転が利く」という表現は、物事に即座に適切に反応できる、すなわち、状況や環境の変化に応じて、すばやく、適切な判断や行動ができる能力を表しているんだよ。

これは、物事を臨機応変に対処できるという意味合いも含まれているんだ。

助手ねこ
あぁ、そやな。「機転が利く」ていうのは、何かあったときに、さっと頭を使って、その場その場にピッタリなことができるってことやな。

例えば、友達が困ってる時に、すぐに良いアイディアを思いついたり、ピンチの時にすぐに助ける方法を見つけたりするのが、この「機転が利く」てことか。要するに、頭が良くて、すぐに良い解決方法を見つけることができるんやな。

【例文】

  1. AIは、機転が利く人間にはかなわないだろう。
  2. 機転が利くともこちゃんは、咄嗟に作り話をしてその場を凌いだ。
  3. 聡明で機転が利く彼女は、上司に重宝されている。