窮屈の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
窮屈
【読み方】
きゅうくつ
【意味】
①空間や場所にゆとりがなく、自由に動きがとれないこと。また、そのさま。
②思うようにふるまえず気詰まりであること。また、そのさま。
③形式張って堅苦しいこと。融通のきかないこと。また、そのさま。
④物や金が不足してままならないさま。
3つめは「固くて柔軟性のないこと」、4つめは「物や金が足りへん、困った状態」ってことやな。色んな状況で使える言葉やん。これは、日常生活でよく出てくることばっかりやな。
【語源・由来】
「窮」は「にっちもさっちもいかなくなる。動きがとれない。きわまる。」
「屈」は「かがまって伸びない。」
【類義語】
きつい
【対義語】
広々、茫漠、自由
窮屈(きゅうくつ)の解説
「窮屈」という言葉はね、いくつかの意味があるんだよ。
1つ目の意味は、空間や場所が狭くて、動きにくいことやそのような状態を指すんだ。例えば、「窮屈な服」というと、体にピッタリすぎて動きにくい服のことを言うんだよ。また、「座席が窮屈になる」っていうのは、座るスペースが狭くなって、座りにくくなることを意味しているよ。
2つ目の意味は、自分が思うように行動できない時や、気持ちが苦しく感じること、またそのような状況を指すんだ。「お偉方ばかりで窮屈な会だ」とは、偉い人ばかりの集まりで、自由に話せないような会のことを言うんだよ。また、「窮屈な思いをする」は、自分の気持ちや考えが抑えられて、苦しい思いをすることを表しているんだね。
3つ目の意味は、固い考え方や柔軟性がないこと、またそのような状態や性格を指すよ。「窮屈で面白みのない男」とは、柔軟性がなく、面白さのない男のことを言うんだ。「窮屈に考えすぎる」は、固い考え方をしてしまい、色んなことを楽しめないことを意味しているよ。
4つ目の意味は、物やお金が足りなくて、生活が大変な状態を指すんだ。「窮屈な暮らし」とは、生活費が足りなくて、生活が厳しいことを言っているんだね。
そして、「窮屈」という言葉から派生して、「きゅうくつがる」という動詞や「きゅうくつさ」という名詞もあるんだよ。これらは、窮屈な感じや状態を強調して使うことができるよ。
だから、「窮屈」という言葉は、狭い空間や場所、気持ちや考え方が固い、物やお金が足りないというような、さまざまな状態や感じを表しているんだね。
窮屈(きゅうくつ)の使い方
窮屈(きゅうくつ)の例文
- 細身なデザインだったので、いつもと同じサイズの靴だったが少々窮屈だった。
- 優秀な人たちに囲まれ窮屈に感じました。
- 窮屈に考えなくてもいい、リラックスして考えてほしい。
- 隣との間隔が狭く窮屈だった。
- 体重が増えて服が窮屈になった。
窮屈の文学作品などの用例
「窮屈に感じる」とは?
「窮屈」を用いた表現の一つに「窮屈に感じる」があります。
「窮屈に感じる」の「感じる」は、「かん(感)ずる」(サ変)の上一段化で、心の中にある種の気持ちを持つという意味です。
「窮屈に感じる」とは、空間や場所にゆとりがなく居心地が悪くなる、思うようにふるまえず気詰まりに思うことをいいます。
思いっきりストレッチしたいのに、できへん場所で、ギュウギュウっと我慢してる感じやな。まあ、気持ち的にも体的にも、自由になれへん状態のことやな。
【例文】
- 田舎の生活は、時に窮屈に感じる。
- 窓が無いと窮屈に感じてしまう。
- 居候の僕が窮屈に感じることが無いように、おばさんは最大限気を遣ってくれました。
三つ目は、何かが堅苦しくて、柔軟性がないこと。最後の四つ目は、必要なものやお金が足りなくて困るさまを指すんだ。