苦節の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
苦節
【読み方】
くせつ
【意味】
逆境にあっても、自分の信念や態度を固く守りとおす心。
難しい状況でも、ひるまずに自分の信じることを貫くって、えらいこっちゃな。それでこそ、本当に強い人ってもんやろな。
【語源・由来】
「苦」は「精神的・肉体的につらい思いをする。くるしい。くるしみ。」
「節」は「言動にけじめをつけてはみ出ないこと。」
【類義語】
徳操、大節、操、艱難辛苦
苦節(くせつ)の解説
「苦節」という言葉はね、難しい状況や困難な時期があっても、自分の信じていることや考え方をしっかりと守り続ける心の強さを表しているんだよ。
たとえば、「苦節十年」という表現は、長い時間、たくさんの困難や苦労を乗り越えてきたことを示しているんだ。これは、たとえ10年もの長い間にいろいろな問題や大変なことがあっても、自分の目標や信念をしっかり持ち続けた、という意味があるんだよ。
また、「苦節を共にする」では、困難な時期を一緒に乗り越えてきた仲間や友達のことを表しているんだ。これは、一緒にいろんな苦労を経験して、助け合いながら頑張ってきたという意味があるよ。
だから、「苦節」という言葉は、難しい状況の中でも自分の信念を貫き、強い心を持ち続けることを表しているんだね。
苦節(くせつ)の使い方
苦節(くせつ)の例文
- 苦節十年、うちの会社も軌道にのった。
- 苦節を経て臨む六年目は、肩の調子もよく期待される。
- 苦節を経て、リリースされた新車は予想以上のヒットとなった。
- 苦節三十年をかけて事業を再生させ、再上場を果たした。
- 放浪の苦節の末に大成功をおさめる。
苦節の文学作品などの用例
「苦節を経て」とは?
「苦節」を用いた表現の一つに「苦節を経て(くせつをへて)」があります。
「苦節を経て」の「経て」とは、ある定まった過程・道筋を通ってという意味です。
「苦節を経て」とは、逆境にあっても、自分の信念や態度を固く守り通してという意味です。
この言葉は、一時的な挫折や困難に負けず、ずっと努力し続ける強い意志を表しているよ。
しんどいけど、頂上を目指してずっとがんばってるわけや。そうしてようやく頂上についた時に、「苦節を経て頂上に立った!」ってなるんやな。要は、大変なことやけど、最後まであきらめずに続けるって意味があるんやね。なかなか深い言葉やで。
【例文】
- 苦節を経て、五輪の切符を勝ち取った。
- 苦節を経て、今期ようやく一軍に復活できました。
- 苦節を経て、この国は一つになることができました。
つまり、どんなに厳しい状況でも、自分の信じる道をぶれずに進むことの大切さを表しているんだね。