見地の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
見地
【読み方】
けんち
【意味】
①物事を考えたり論じたりする場合の、よりどころとなる立場。観点。
②土地を実際に見て調べること。
そして、二つ目は実際に土地を見に行ってチェックすることやな。これは直接的に、「あの場所どんな感じやろ?」って自分の目で見に行くって話や。どっちも「見地」って言葉で表されるけど、意味するところがちょっと違うんやね。
【語源・由来】
「見」は「見かた。考え。」
「地」は「よって立つところ。身分や立場。」
【類義語】
観点
見地(けんち)の解説
「見地」という言葉はね、二つの意味があるんだよ。
まず、一つ目の意味は、物事を考えたり話したりするときに、どんな角度からそのことを見ているか、どんな基準や考えで物事を判断しているかっていうことを指すんだ。例えば、「教育的な見地に立つ」って言う時は、教育に関する観点、つまり子どもたちがどう育つか、何を学べるかということを一番大切に考えているって意味なんだよ。
二つ目の意味は、実際に土地を見に行って調べることを指すんだ。たとえば、家を建てる土地を探している人が、実際にその土地へ行って、どんな場所か、周りには何があるか、日当たりはどうかなどを自分の目で見て確かめること。これも「見地」と言うんだ。
だから、「見地」という言葉は、物事を考えたり決めたりする時の基準や立場を示す意味もあれば、実際に土地を見に行って調べるという意味もあるんだよ。
見地(けんち)の使い方
見地(けんち)の例文
- 専門的な見地からデータを精査することにする。
- 歴史的見地からすると義経の伝説は美化された点が多い。
- 科学的見地からすると、とても価値がある研究です。
- 違った見地から考察してみるのもおもしろいだろう。
- 宗教的見地からすると、地動説は間違っているということになる。
見地の文学作品などの用例
-
・・・るいは玄妙なる哲学的見地に立って、そこに立命の基礎を作り、またあ・・・ 泉鏡花「おばけずきのいわれ少々と処女作」
「見地」と「知見」の違いを解説
「見地」に似ている語に「知見(ちけん)」があります。
「知見」は、「智見」とも書きます。
「知見」は、
①実際に見て知ること。また、見聞して得た知識。
②見解。見識。
③(智見)仏語。事物に対する正しい認識。また、知識によって得た見解。正智見。
という意味です。
「見地」も「知見」も、実際に見るという意味があります。
しかし「見地」は、実際に見て調べることをいい、主に、物事を論じる上での立場をいいます。
対して「知見」は、実際に見て知ることをいい、主に、知識、見解という意味で使われます。
一方で、「知見」というのは、実際に何かを見たり経験したりして得た知識や理解のことを指すんだ。これには、ただ見ることだけでなく、そこから得た見解や見識も含まれるよ。仏教では、物事を正しく理解することや、そのための知識も指すんだ。
それに対して「知見」は、「これ見て学んだわ〜」とか、「経験してこう思った」という、実際に見たり経験したりして得た知識や理解のことやな。ほんで、仏教で言う「知見」は、物事のホンマの意味をしっかり捉えるってことか。うんうん、似てるようで全然ちゃうねんな。一つは「どこから見るか」で、もう一つは「何を見て学ぶか」って話や。
二つ目の意味は、実際に土地を見に行って調べることを言うんだ。つまり、直接その場所に足を運んで、目で見て、状況を確かめる行為のことなんだよ。