【二字熟語】
時雨
【読み方】
しぐれ
【意味】
①秋の末から冬の初めにかけて、ぱらぱらと通り雨のように降る雨。
②「時雨煮」の略。
③涙ぐむこと。涙を落とすこと。また、その涙。
【語源・由来】
「過ぐる」から出た語で、通り雨の意。
【類義語】
俄か雨、通り雨、夕立、驟雨、村雨、スコール
時雨(しぐれ)の使い方
健太くん。時雨羹があるわよ。食べる?
時雨羹って何?おいしいの?
おいしいわよ。小豆餡をそぼろにして蒸して製したお菓子のことよ。
食べる。食べる。甘いものは大好物だよ。
時雨(しぐれ)の例文
- 初時雨猿も小蓑をほしげなり(芭蕉「猿蓑」)
- 10月は神無月と呼ぶこともあるが、時雨月ともいう。
- 降ったりやんだりの春時雨なので、今降っていなくても傘は持っていくように。
- 今日は一日中雪時雨で寒かった。
- 時雨心地だから、あそこの図書館に入って様子を見よう。
いつの季節の季語?
「時雨」は、秋の初めから冬の初め頃に、降ったりやんだりする雨のことをいいます。
「時雨」は、冬の季語として使われます。