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「嘱望」の意味と使い方や例文!「渇望」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
嘱望

「属望」とも書く。

【読み方】
しょくぼう

【意味】
人の前途・将来に望みをかけること。期待すること。

【語源・由来】
「嘱」は「目をつける。」
「望」は「まちのぞむ。願う。のぞみ。」

【類義語】
期待、有望

【対義語】
失望、悲観、絶望

嘱望(しょくぼう)の使い方

健太
彼女は、昔から有名な画家になると嘱望されていたね。
ともこ
本当に世界に羽ばたいたわね。
健太
無名なうちに彼女の絵やサインをもらっておけばよかったよ。
ともこ
彼女の絵を買い取ることができるようにビッグになればいいじゃない。

嘱望(しょくぼう)の例文

  1. 健太くんは将来を嘱望される青年だ。
  2. 将来を嘱望されながらも病のためにその短い生涯を閉じました。
  3. 彼は人柄もよく、社内でも嘱望されている。
  4. 多くの弟子の中でも健太くんが特に嘱望されていた。
  5. 幼少期から才能を発揮し、大いに将来を嘱望されていた。

「嘱望」と「渇望」の違いは?

嘱望」に似ている語に「渇望(かつぼう)」があります。

渇望」とは、「のどが渇いたとき水を欲するように、心から望むこと。切望。熱望。」という意味です。

嘱望」も「渇望」も、望むことをいいます。

しかし「嘱望」は、人の前途や将来に望みをかけることをいいます。

対して「渇望」は、心から望むことをいうので意味が違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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