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「疑惑」の意味と使い方や例文!「疑惑が浮上」とは?(類義語・対義語)

疑惑の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
疑惑

【読み方】
ぎわく

【意味】
本当かどうかについて疑い惑うこと。疑い。

二字熟語の博士
「疑惑」という言葉は、何かが本当に起こったのか、または何か不正が行われていないかと疑う気持ちや考えを指すんだよ。

要するに、事実かどうかはっきりしない状況や、何か怪しいと感じることに対する疑いを表す言葉なんだ。

助手ねこ
なるほどなあ。つまり「これ本当かな?」とか「ここに何かおかしなことがあるんじゃないか?」と思う感じやな。

テレビのニュースとかで「疑惑が浮上している」とか言うときは、何かしら怪しいことがあるかもしれへん、ってことを言ってるんやな。ん〜、ちょっと難しいけど、大事な言葉やね。

【語源・由来】
「疑」は「疑わしく思う。」
「惑」は「心が何かにとらわれて正しい判断ができなくなる。まどう。まどわす。」

【類義語】
懐疑、疑念、疑い、疑義、疑問

【対義語】
確信、信用

疑惑(ぎわく)の解説

カンタン!解説
解説

「疑惑」という言葉は、何かが本当にそうなのか、あるいは何か悪いことや不正が行われていないかと疑ってしまう気持ちや考えを表しているんだよ。

例えば、「疑惑の目で見る」という言葉があるよね。これは、何かを信じられないか、怪しいと思って、じっと見ることを意味しているんだ。たとえば、お友達が「宿題、全部やったよ」と言ったけど、いつも遊んでばかりいるから「本当にやったのかな?」って、信じられなくて注意深く見るような状況を表しているんだね。

また、「疑惑を招く言動」って表現があるけど、これはね、人が言ったことやしたことが、周りの人を「これ、本当に正しいことかな?変じゃないかな?」って疑わせるようなことを言ってるんだ。例えば、誰かがずっと「僕は正直者だよ」と言っているのに、他の人のお菓子をこっそり取って食べてたら、その言葉が本当かどうか疑わしくなるよね。

そして、「疑惑が晴れる」という言葉は、最初に「うーん、これ本当かな?」って思っていた疑いがなくなって、本当のことが分かることを意味しているんだ。たとえば、最初は嘘をついていると思っていたけど、後でその人が本当のことを言っていたとわかったりすると、「あ、やっぱり本当だったんだ」と疑いがなくなるんだね。

だから、「疑惑」という言葉は、何かが本当かどうかわからなくて、不安や疑いを持っている状態や、そのような気持ちを表しているんだ。

疑惑(ぎわく)の使い方

健太
政治家をめぐる疑惑がまた明るみに出たね。
ともこ
多いわよね。政治家は、世間の疑惑を招くようなことばかりしているわよね。
健太
もっと世直しに力を入れてほしいよね。
ともこ
力を入れるべき所を間違えているわよね。

疑惑(ぎわく)の例文

例文
  1. みんな、恐怖にわれを失っていたし、互いに疑惑を抱いていたのだった。二時十五分前、私は邸宅の外でアームストロングに会った。(クリスティ、そして誰もいなくなった)
  2. 桜を見る会や森友学園事件など、多くの疑惑がいまだ曖昧なままだ。
  3. 前米大統領が機密文書を持ち出したとされる疑惑で、自宅を捜索することになった。
  4. 健太くんはクラス中から疑惑の目を向けられている。
  5. 彼が会社の金を横領したという疑惑が深まった。

疑惑の文学作品などの用例

  1. ・・・放埓に欺かれた同志の疑惑をも解かなければならなかった。山科や円山・・・ 芥川竜之介或日の大石内蔵助

  2. ・・・ず警戒したのは同僚の疑惑を避けることである。これは彼の苦心の中で・・・ 芥川竜之介馬の脚

  3. ・・・いのでしょう。姦通の疑惑は抱いていても、その証拠がないからでしょ・・・ 芥川竜之介開化の良人

「疑惑が浮上」とは?

疑惑」を用いた表現の一つに「疑惑が浮上(ぎわくがふじょう)」があります。

疑惑が浮上」とは、隠れていたり目立たなかった疑いが表面に出てくることをいいます。

二字熟語の博士
「疑惑が浮上」というのは、これまで隠れていたり、あまり注目されていなかった疑いが、突然みんなの前に現れることを意味しているんだ。

何か怪しいことがあったときに、その疑いがはっきりとみんなの目に触れるようになる状況を表す言葉だよ。

助手ねこ
へぇ~、そういうことかいな。つまり、「疑惑が浮上」ってのは、「今まで誰も気づかへんかった怪しいことが、急にバレてきたで~」って感じやな。

例えば、誰かがこっそり何か悪いことをしてたのが、突然みんなにばれるみたいな。隠してた怪しいことが、いきなりポコッと水面に出てくるってわけやね。

【例文】

  1. 論文の盗用疑惑が浮上してニュースになっていた。
  2. サッカーの試合で八百長疑惑が浮上し激震が走っている。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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