「緊急」の意味と使い方や例文！「非常」との違いは？（類義語・対義語）

緊急の読み方・意味とは？（類義語・対義語）

【二字熟語】
緊急

【読み方】
きんきゅう

【意味】
重大で即座に対応しなければならないこと。また、そのさま。

「緊急」という言葉は、とても重要で、すぐに何かをしなければいけない状況を表すんだよ。

ほな、それはつまり、「大事なことが起こって、すぐさま対応しなアカン！」っていう状況のことなんやな。

待ってられへん、今すぐ動かな！っていう時のことやねんな。

【語源・由来】
「緊」は「物事が差し迫っている。」
「急」は「事態がさし迫っている。」

【類義語】
至急、性急、危急、火急、緊迫

【対義語】
不急、後回し、平時、日常

緊急（きんきゅう）の解説

カンタン！解説

「緊急」という言葉は、とても重要で、すぐに何かをしないといけない状況や事柄を指すんだよ。

例えば、「事は緊急を要する」というのは、その出来事や状況はとても重要で、すぐに対応しないといけない、という意味を持っているんだ。要するっていうのは「必要である」という意味。つまり、「この問題はとても重要で、すぐに何かしなければならない状態だ」と伝えているんだね。

また、「緊急の用事がある」というのは、急に出た用事で、その用事は待ってられない、すぐに対応しないといけないようなものを指すんだ。たとえば、急に病気になった家族を病院に連れて行く必要が出てきたり、仕事で急に重要な会議が設定されたりすることがこれに当たる。つまり、これらの用事は先延ばしにできなくて、すぐに対応する必要がある、という状況を示しているんだよ。

だから、「緊急」という言葉は、時間が限られていて、すぐに行動しないといけないような状況や事柄を表しているんだね。

緊急（きんきゅう）の使い方

「子ども110番の家」って書いてあるけど、これは何？

犯罪に遭ったり、遭いそうになって助けを求めてきた子どもを保護して、警察への通報を行うボランティア活動よ。

緊急時にはここに駆け込めばいいんだね。

この辺は地域の人の目があるから安心よね。

緊急（きんきゅう）の例文

1. 未知の感染症が蔓延し、緊急事態宣言が発出されました。
2. 携帯電話が普及してから、緊急の用件で呼び出されることが増えました。
3. 会社の危機に、緊急の会議を開くことになりました。
4. 緊急の場合は、迷わず119番に連絡を。
5. 緊急時に冷静に行動するには、普段から災害に関する知識を蓄えておく必要があります。

緊急の文学作品などの用例

1. ･･･から早くも聞き伝えた緊急動議あなたはやと千古不変万世不朽の胸･･･ 斎藤緑雨「かくれんぼ」

2. ･･･し、また、実際、特別緊急な捜しものをする場合には、心にこだわりが･･･ 寺田寅彦「錯覚数題」

3. ･･･は、何は扨置き目下の緊急事なりとて、いよ／＼宿論発表の時機到来を･･･ 福沢諭吉「新女大学」

「緊急」と「非常」の違いを解説

「緊急」に似ている語に「非常（ひじょう）」があります。

「非常」とは、
①尋常でないこと。世の常でないこと。異常。
②平常とは異なる状況や出来事であること。予期せずに急に起きること。事変。急変。
③（多く「ーな」「ーに」の形で）平凡でないさま。はなはだしいさま。
④無常。
⑤貴人の死。

という意味です。

「非常」は、平常ではないことをいいます。

対して「緊急」は、事がさし迫って、対策をいそがなければならないことをいいます。

「緊急」と「非常」は、どちらも急な出来事や状況を表す言葉だけれども、その使われ方や意味の重点が少し違うんだ。「緊急」は、非常に重要で、すぐに手を打たないといけないような事態を指す。

一方、「非常」は、普通ではない、または期待していなかった出来事や状況を示すのが主な用途だ。その他にも「非常に」として、甚だしいさまを強調する時に使われることもあるよ。

ほな、「緊急」は、「このままやったらヤバい！」ってなるような、即刻対応が必要な時に使うんやな。火事や救急車が鳴ってるのを見たら「緊急」やろな。

対して、「非常」は、普段とは違ってちょっと変わったことや、驚くような出来事を言う時に使うんか。「非常口」や「非常に辛い」みたいに使うのもこの「非常」やな。両方とも急やけど、ちょっとニュアンスが違うんやな。