【二字熟語】
互助
【読み方】
ごじょ
【意味】
互いに助け合うこと。
【語源・由来】
互いに助け合う意。
【類義語】
共済、共助
【対義語】
自助
互助(ごじょ)の使い方
最近、互助の精神が希薄になってきたよね。
倒れている人がいても、やばい人かもしれないと警戒して見て見ぬふりをする人が増えたわよね。
もっと思いやりのある世の中にできないかな。
人と関わりたくない上に、自助の精神を尊ぶ風潮があるから難しいわね。
互助(ごじょ)の例文
- 急な注文があり、自分のところでは捌ききれないので、知り合いの同業者に振り分けたのだ。この業界では珍しくもない、互助システムというか、付き合いだった。(奥田英朗、最悪)
- 互助会の積立金があったため、葬儀費用が安く済んだ。
- かつては、相愛互助の思想の下に、重症者の世話は軽症者が行うのが一般的だった。
- 災害発生時は、自分の身は自分で守る自助と近所同士で声掛けをする互助が大切です。
- マフィアが誕生したときは、ヤクザのような反社会勢力ではなく住民の互助システムだったという。
「互助」と「自助」「共助」「公助」との違いは?
「互助」に似ている語に「自助(じじょ)」「共助(きょうじょ)」「公助(こうじょ)」があります。
「互助」と「自助」の違いは?
「自助」は、他人の力に頼らず自分の力だけで物事をなしとげることをいいます。
対して「互助」は、互いに助け合うことをいうので、似ていますが意味が違います。
「互助」と「共助」の違いは?
「共助」は、
①助け合い。
②裁判事務について裁判所が互いに必要な補助をすること。行政機関相互の間の協力をいうこともある。
という意味です。
「共助」も「互助」も、助け合いという意味があります。
しかし「共助」は、年金制度のように、制度化された助け合いをいいます。
対して「互助」は、幅広く互いに助け合うことをいいます。
「互助」と「公助」の違いは?
「公助」とは、「公的機関が援助すること。特に、個人や地域社会では解決できない問題について、国や自治体が支援を行うこと。」という意味です。
「互助」は、互いに助け合うことをいいます。
対して「公助」は、公的機関が援助するこというので、似ていますが意味は違います。