【二字熟語】
談判
【読み方】
だんぱん
【意味】
ある事件の始末。または取り決めについて、立場の異なる相手と意見を戦わせること。かけあい。
【語源・由来】
「談」は「かたる。はなす。はなし。はなしあい。」「判」は「かる。はっきりさせる。あきらかになる。」
【類義語】
交渉、折衝、かけ合う、駆け引き
談判(だんぱん)の使い方
健太くん。校則改定の件で校長先生に談判に行くわよ。
僕も行くの?
今更日和ろうとしてもだめよ。
しょうがない。覚悟を決めるか。
談判(だんぱん)の例文
- 認定書の件で親方に談判した。
- 契約条件のことで談判する。
- 談判が決裂した。
- 監督にあの俳優との共演を直談判した。
- ここで働きたいんですと直談判して雇ってもらった。
「直談判」と「直訴」の違いは?
「談判」は主に、「直談判」という言い方で用いられます。
「直談判」は、「他人に依頼せず、直接に相手と談判すること。じかだん。じきだん。」という意味です。
「直談判」に似た言葉に「直訴(じきそ)」があります。
「直訴」の意味は「一定の手続きを経ず、直接にお上に訴えること。特に江戸時代に、将軍または領主に越訴(おっそ)すること。直願(じきがん)。直目安(じきめやす)。」という意味です。
【両語の違い】
「直談判」は「直接交渉する」
「直訴」は「手続きを経ずに、直接上役に訴える」
となります。つまり、
「直談判」・・・「当事者同士が直接話し合う」
「直訴」・・・「上役に直接訴える」
という点が違います。
「直談判」と「直訴」は混同されることが多いので気をつけましょう。