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小波の読み方!「さざなみ」と「こなみ」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「小波」があります。

問題

Q「小波」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

小波の読み方
  1. 「さざなみ」
  2. 「こなみ」
  3. 「さざなみ」と「こなみ」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「小波」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「小波」の読み方は、「さざなみ」?「こなみ」?

読み方

 

小波の正しい読み方は、「さざなみ」「こなみ」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。

「小」の音読みには「ショウ」、訓読みには「ちい(さい)」「こ」「お」「さ」があります。また、「波」の音読みには「ハ」、訓読みには「なみ」があります。

小波の読み方として「さざなみ」「こなみ」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「さざなみ」と「こなみ」の両方です。

広辞苑には「さざなみ」「こなみ」の両方の項目があり、さらに「しょうは」の項目があります。「さざなみ」の解説には「古くは清音」とあり、「細波」「小波」「漣」の表記があります。

また、「さざなみ」と読む場合と「こなみ」と読む場合では、意味が少し違ってきます。

「小波」の意味は、「さざなみ」と「こなみ」で違う!

意味

「小」には「ちいさい」の意味があり、「波」には「なみ」「なみのような動きや形をとるもの」の意味があります。

小波(さざなみ)の意味は「細かに立つ波」「ささなみ」または「(比喩として)小さな争いごと」です。
小波(こなみ)の意味は「(大波に対する)小さい波」です。
小波(しょうは)の意味は「小さい波」「さざなみ」です。

小波を用いた例文には「浜辺に打ち寄せる小波」「小波(さざなみ)立つ水面」「両者に小波(さざなみ)が立つ」があります。

まとめ

まとめ
  • 小波の読み方は、「さざなみ」「こなみ」「しょうは」のどれも正しい。
  • 小波(ざざなみ)は「細かに立つ波」「小さな争いごと」を意味する。
  • 小波(こなみ)は「小さい波」を意味する。
  • 小波(しょうは)は「小さい波」「さざなみ」を意味する。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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