読み方で悩みやすい漢字の一つに、「麻疹」があります。
Q「麻疹」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
麻疹の読み方
- 「はしか」
- 「ましん」
- 「はしか」と「ましん」両方とも
このページでは、悩みやすい「麻疹」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「麻疹」の読み方は、「はしか」?「ましん」?
麻疹の正しい読み方は、「はしか」「ましん」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「麻」の音読みには「マ」「バ」、訓読みには「あさ」「しび(れる)」があります。また、「疹」の音読みには「シン」、訓読みには「はしか」があります。
麻疹の読み方は「はしか」「ましん」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「はしか」と「ましん」の両方です。
広辞苑には「はしか」「ましん」の両方の項目があります。
「麻」や「疹」には「はし」や「か」の読み方はありません。新明解国語辞典(第四版)の「はしか」の項目には「かゆいの意の雅語形容詞『はしかし』の語幹に基づく名詞形」とあります。
「はしかし」とは「いらいらするように感じる。こぞばゆい。むずかゆい」の意味をもつ言葉で、「はしか(芒)」の形容詞形です。
「麻疹」の意味は、「はしか」も「ましん」も同じ
麻疹の意味は「麻疹ウイルスによる急性伝染病。発熱し、皮膚に赤い発疹ができる」です。
「麻」には「あさ」「しびれる」の意味があります。一方、「疹」にも「皮膚に小さな発疹がでる病気」の意味があります。
麻疹を用いた例文には「麻疹(はしか)にかかる」「蕁麻疹(じんましん)が出る」があります。
まとめ
- 麻疹の読み方は、「はしか」「ましん」のどちらも正しい。
- 麻疹は「麻疹ウイルスによる急性伝染病。発熱し、皮膚に赤い発疹ができる」を意味する。