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形相の読み方!「ぎょうそう」と「けいそう」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「形相」があります。

問題

Q「形相」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

形相の読み方
  1. 「ぎょうそう」
  2. 「けいそう」
  3. 「ぎょうそう」と「けいそう」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「形相」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「形相」の読み方は、「ぎょうそう」?「けいそう」?

読み方

 

形相の正しい読み方は、「ぎょうそう」「けいそう」どちらなのでしょうか。

漢字から察するとどちらもありそうですね。

 

「形」の音読みは「ギョウ」「ケイ」、訓読みは「かた」「かたち」表外読みとして「なり」となります。

一方「相」の音読みは「ソウ」「ショウ」、訓読みは「あい」表外読みとして「ありさま」「さが」「たす(ける)」となります。

このことから「ぎょうそう」も「けいそう」も正しそうですが、どうなのでしょうか。

 

結論を言ってしまうと、形相の読み方は「ぎょうそう」「けいそう」どちらも間違いではありません。

つまり、答えとしては3つ目の「両方とも」ということになります。

ただ、形相は「ぎょうそう」と読むのが一般的となるようです。

また、「ぎょうそう」と「けいそう」で読む場合に、それぞれで意味が異なることがあります。

「形相」の意味は、「ぎょうそう」と「けいそう」で違う!

意味

形相の意味としては「ぎょうそう」と「けいそう」で意味が少々異なります。

まず「ぎょうそう」ですが、「激しい感情をあらわにした顔つき」の意味となります。

一方「けいそう」の場合には、「ぎょうそう」と同じ意味も持ちますが、他に単純に「形。姿」の意味も持ちます。

「ぎょうそう」と「けいそう」では、このような違いがあるのですね。

 

形相を使った例文として「激しい形相(ぎょうそう)で睨みつける」「美しい形相(けいそう)をしている」などがあります。

まとめ

まとめ
  • 形相の読み方は「ぎょうそう」「けいそう」どちらも正しい。
  • 「ぎょうそう」「けいそう」で読む場合に、それぞれ意味が異なる。
  • 「ぎょうそう」は「激しい感情をあらわにした顔つき」の意である。
  • 「けいそう」は「ぎょうそう」に加え「形。姿」の意味も持つ。