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「齟齬」の意味と使い方や例文!「齟齬が生じる」とは?上から目線になる?(類義語・対義語)

【二字熟語】
齟齬

【読み方】
そご

【意味】
くいちがい。ゆきちがい。

【語源・由来】
上下の歯がくいちがう意。

【類義語】
ずれ、食い違い、行き違い

【対義語】
符合、疎通

「齟齬が生じる」とは?上から目線になる場合も?

齟齬」はビジネスの場面で「齟齬が生じる」という言い方で使われることがあります。

齟齬が生じる」とは、食い違いが生じるということです。

齟齬が生じる」は、意見の不一致によって衝突や対立をしているというニュアンスの言葉なので悪いイメージがあり、取引相手などビジネスの場面で使う場合には必要です。

上司に対して、丁寧なつもりで「齟齬が生じないように確認をお願いします。」というのもよくありません

齟齬が生じる」の意見が食い違っているという意味が悪いイメージを与えてしまう可能性があるからです。また、上司に対して「意見の食い違いがないように」と上から目線で発言しているように受け取られる危険性があり注意が必要です。

齟齬が生じる」という言葉は、考え方や認識が食い違うことをいいます。なので、悪いイメージで誤解を生じる可能性があります。第三者としての視点で話をする時に使うことで、効果的に客観的な状況を伝えることができる言葉です。

齟齬(そご)の使い方

ともこ
健太くん。空手部での乱闘騒ぎについて聞き取り調査を行っているんだけど、双方の言い分に齟齬が生じているのよ。
健太
あっちから殴ってきたんだよ。こっちは正当防衛だよ。
ともこ
嘘はないのね?
健太
本当だよ。周りにいた人にも聞き取り調査をしてくれたら分かるよ。

齟齬(そご)の例文

  1. 感情に齟齬をきたす。
  2. 両者の説明には齟齬がある。
  3. 情報の伝達に齟齬をきたす。
  4. 海外の文化が日本に紹介される時、齟齬が生じても致し方ない。
  5. 抽象的な言い回しを使うと、理解に齟齬が生じることがあります。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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